米宇宙開発企業スペースXは16日、打ち上げロケット「ファルコン9」の打ち上げ後に1段目を制御に
よって洋上プラットフォームへ着陸させた。なお、ロケット先端部の回収には失敗した。
スペースXはツイッターに、米フロリダ沖の大西洋の特別な遠隔操作プラットフォームに
「ファルコン9」の1段目が着陸する動画を公開した。なお1段目は過去の打ち上げですでに2回
使用されており、それを回収して再利用したもの。
スペースXは、ロケット先端部の2つの部品も回収する計画だった。2つの部品は、特別装備の船に
張り渡された巨大なネットにパラシュートで降下する予定だった。
スペースXによると、部品は水中に落下した。
スペースXは今後、部品を見つけ、次の打ち上げで使用する意向。
打ち上げロケット「ファルコン9」は、通信衛星JCSAT-18/Kacific1を宇宙へ送るため、
フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。
米ボーイング社が製造したこの通信衛星は、日本とシンガポールの通信事業者が使用する予定。
「ファルコン9」の打ち上げで生じた夜空の不思議な現象