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日本政府、文大統領訪朝「あってはいけない」反対表明  / 韓国政界、「核問題に触れない南北首脳会談」巡り激しい対立

2018-02-12 15:10:39 | 韓国

 日本政府、文大統領訪朝「あってはいけない」反対表明

2018-02-11 08:32  NEWSIS


日本政府関係者は、ムン・ジェイン大統領が北朝鮮労働党書記キム・ジョンウンの訪朝招請を受けたのにについて、実際にムン大統領に

平壌を行ってはならないと反対するという立場を明らかにした。毎日新聞が11日報じた。

新聞によると、日本外務省幹部は「北朝鮮が非核化への具体的な行動を一切表示しないのにムン大統領が訪朝することはありえない

ことだ」と強調した。

前日遅く小野寺五典防衛相も視察している佐賀県で記者団にムン大統領の訪朝に懸念と不満を吐露した。

小野寺防衛相は「過去の日本も韓国も北朝鮮の融和的な政策に期待したが、結果的に北朝鮮は核とミサイル開発を続けていた」と

指摘し、「それに対する反省を韓国でも十分に認識してしっかり対応しなければならないと考える」と主張した。

新聞は、安倍晋三首相の訪韓は、マイクペンス米国副大統領と一緒にムン大統領に対北朝鮮圧力を強化するように、日米韓の結束を

誓いにすることが主な目的だったと指摘した。

しかし、期待した成果を上げられず、日米両国は、焦燥感が出ていると新聞は分析した。

日米関係筋は9日、韓日首脳会談直後、米国側の要求で安倍首相とペンス副大統領が急遽会った。


また、ペンス副大統領は、安倍首相を自分の専用車に招待してムン大統領主催のレセプション式場までの間、車の中で今後の対策を

相談したという。


日本政府関係者は、「韓国が北朝鮮に向かって傾かないように、日本と米国と連帯して警告し続ける必要がある」と言明したと

新聞は付け加えた。

 

 

韓国政界、「核問題に触れない南北首脳会談」巡り激しい対立

 与党・共に民主党や保守系野党・自由韓国党など各党は11日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・

ジョンウン)朝鮮労働党委員長による南北首脳会談に向け本格的な議論が始まったことについて、それぞれ異なった反応を示した。

革新系の共に民主党、民主平和党、正義党は南北首脳会談について「歓迎する」とのコメントを発表したが、自由韓国党と中道系・

国民の党、保守系の正しい政党は懸念を表明した。とりわけ自由韓国党は共に民主党に対して「利敵行為」と激しく非難し、

共に民主党も自由韓国党の反応について「野党第1党による妄言」などと激しく反発した。南北対話が進展すればそれだけ韓国国内での

対立もより激しくなる構図が浮かび上がっている。

 

 自由韓国党の張済元(チャン・ジェウォン)首席報道官はこの日発表した論評で「北朝鮮の核の廃棄が前提とならないいかなる

会談も、北朝鮮による平和攻勢の術中にはまるだけでなく、核開発の時間稼ぎを許す利敵行為になることを忘れてはならない」と

した上で「文在寅(ムン・ジェイン)政権の人気取りと核武装完成の時間稼ぎを交換させるわけにはいかない」と主張した。

「非核化が前提とならない南北首脳会談は単なる政治イベントに過ぎない」との見方だ。


 これに対して共に民主党の白恵蓮(ペク・ヘリョン)報道官は「自由韓国党による利敵行為という主張は妄言だ」と反発した。

また同党のキム・ヒョン報道官も「金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長が金正恩・委員長の特使として南北関係改善の

意志が込められた親書を手渡してきた。このことは高く評価すべきだ」「文大統領も条件を整えて首脳会談の実現を目指す意向を

表明しただけに、韓半島(朝鮮半島)の緊張緩和に向けた相互の努力に加え、周辺国からも協力が得られることを希望する」と

コメントした。


 さらに革新系野党の民主平和党も「南北首脳会談は必ず実現させるべきだ」とコメントし、正義党も「南北双方で首脳会談が可能と

なる雰囲気の造成に力を入れ、できるだけ早い時期に会談が実現することを願う」との論評を発表した。