11日未明に浦項でM4.6地震、36人負傷
昨年のマグニチュード5.4に次ぐ今年最大の規模。
2018/02/12 08:41 朝鮮日報
11日未明に慶尚北道浦項市付近を震源とするでマグニチュード4.6の地震が発生し、各地で市民は家を飛び出すなど対応に追われた。
気象庁によると、今回の地震は昨年11月15日の浦項地震(マグニチュード5.4)後に発生した91回の余震の中では最大規模だという。
本震の後に起こる余震は通常、時間が過ぎればその規模は小さくなる。ところが今回の余震は本震から3カ月も過ぎた後で、
しかも一連の余震の中では最も規模が大きいという異例ずくめだった。これは複数の専門家による一致した見方だ。
気象庁によると、この日午前5時3分3秒、浦項市北区北西の5つの地点でマグニチュード4.6の地震が発生し、その後も午後4時までの
8時間にマグニチュード2.1-2.4規模の余震が8回発生した。
今回の地震はその規模としては本震の16分の1程度だが、本震と同じ日に発生したこれまでで最も大きかった余震(マグニチュード
4.3)に比べると3倍ほど強いものだった。
今回の地震の揺れは慶尚北道で最も強い震度5を観測し、蔚山で震度4、慶尚南道と大邱で震度3、忠清北道と江原道で震度2を
記録した。震度5になると多くの人が揺れを感じ、建物などが揺れ窓が割れるほど強いレベルだ。気象庁によると、ソウル市内でも
揺れを感じたとする届けが40件ほどあったという。
慶尚北道の住民の間からは「昨年11月の地震よりも揺れは大きかった」などの声が相次いでいる。
これについて気象庁は「今回の余震は震源の位置が深く、本震に比べて地上から遠かった上に規模も小さかった」とする一方
「相次ぐ余震で浦項市民は非常に神経質になっているため、実際よりも揺れを大きく感じたのかも知れない」との見方を示した。
浦項市によると、今回の地震で36人が軽傷を負ったという。