中国の化学工場付近で爆発事故 22人死亡 河北省
2018年11月28日 12:17 発信地:中国 AFP

【11月28日 AFP】中国河北(Hebei)省の張家口(Zhangjiakou)市にある化学工場付近で28日、
爆発と火災が起き、地元当局の発表によると少なくとも22人が死亡、22人が負傷した。
張家口市は、2022年に開催される北京冬季五輪で主な会場となる地方だ。
当局によると、現場は河北盛華化工有限公司(Hebei Shenghua Chemical Co)の工場近く。
爆発は同日0時過ぎに起きたという。大型・小型のトラック計50台も焼けた。
国営テレビのソーシャルメディアに掲載された画像には、路上で黒焦げになって煙を上げるトラックや
車が写っている。
当局の発表文は、工場が爆発で被害を受けたのかや、爆発が路上で起きたのかには言及していない。
負傷者は病院に搬送された。現場では捜索・救助活動が続けられ、事故原因の調査も進められている。
張家口市では、北京冬季五輪でアルペンスキーなど雪上競技が開催されることになっている。
今回の爆発が会場近くで起きたのかも現時点では分かっていない。
中国では道路や産業施設の事故が後を絶たず、今年7月にも四川(Sichuan)省の化学工場で爆発が起き、
19人が死亡している。