北朝鮮軍が威嚇 韓米合同演習に「報復と懲罰免れない」
2017/08/22 10:38 聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮人民軍板門店代表部が22日、談話を発表し、前日始まった韓米合同指揮所演習
「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)を軍事的な挑発と見なして威嚇した。今年の演習に対し北朝鮮の公的機関が反応を示す
のは初めて。
北朝鮮の朝鮮中央通信によると、談話は「米帝(米国)の好戦狂が、慎重に行動し正しい選択をせよというわれわれの警告を
無視し、危険千万な挑発を仕掛けた以上、無慈悲な報復と容赦ない懲罰を免れることはできないだろう」と警告。
韓米の演習について「朝鮮半島の軍事的な緊張が極度に先鋭化した今の状況で、南朝鮮(韓国)に集結した武力が実戦行動に
移らないという担保はどこにもない」と主張した。
演習に合わせ米軍首脳部が相次ぎ訪韓したことに触れ、事態を一層深刻化させていると非難しながら、「わが革命武力が任意の
時刻に懲罰の火の雨を浴びせようと引き金に指をかけ発射待機状態でやつらの一挙一動を注視していることを、一時も忘れては
ならない」と威嚇した。また、「破局的な結果に対する責任はわれわれとの軍事的な対決を選択した米国が全面的に負うことになる」
と述べた。
この板門店代表部は昨年の同演習最終日に、演習を激しく非難する「白書」を発表している。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞も22日の個人名の論評で、「侵略攻撃に投入される兵力と手段を事前に徹底して制圧、
掃討することは、わが革命武力の一貫した対応作戦方式だ」と威嚇。北朝鮮に対する挑発をやめ、正しい選択をするよう迫った。
北宣伝サイト、グアムへのミサイル威嚇映像公開…「米国は不安な日々」
2017年08月22日15時42分 中央日報
北朝鮮が宣伝メディアを通じてグアムに対するミサイル威嚇映像を公開した。
北朝鮮の対外宣伝サイト「わが民族同士」は19日、「眠れない米国人、費用はいくらかかるのか」と題した映像を掲載した。
北朝鮮の対外宣伝サイト「わが民族同士」は19日、「眠れない米国人、費用はいくらかかるのか」と題した映像を掲載した。
この映像は3分47秒で、グアム領土に対する威嚇的な言葉と場面が入っている。
映像の中間には、北朝鮮の金洛兼(キム・ラクギョム)戦略軍司令官の最近のグアム包囲射撃関連発表写真とともに
「米国の『威容』が北朝鮮戦略軍司令官の発表一言で委縮する感じ」というコメントが出てくる。
また「火星12」が発射される場面とグアム領土の写真の上に「これからは(米国人が)目と耳を開いたまま生活しなければ
いけない状況」「まさに不安な状況」という字幕を出した。
最後にマティス米国防長官の写真と韓米連合訓練である乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)演習日程を見せ、
「明白な勝敗を前にして米国の政策立案者が熟慮することを願うだけ」とし「時間は米国の味方ではない」と威嚇した。
これに先立ち北朝鮮は今月10日、中長距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」によるグアム「包囲射撃」を検討している、と伝えて
いた。