中国ハッカーがコロナワクチン研究成果の窃取試み。 FBIが警戒。 米紙報道
2020年5月12日 8:08 発信地:ワシントン/米国 AFP
患者サンプルから分離された新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)粒子(黄色)に感染したアポトーシス細胞(赤)の走査電子顕微鏡写真(2020年3月12日提供)。(c) Handout / National Institute of Allergy and Infectious Diseases / AFP
【5月12日 AFP】米大手メディアによると、新型コロナウイルスに対するワクチン開発の
研究成果を中国のハッカーが盗もうとしているとみて、米連邦捜査局(FBI)やサイバー
セキュリティーの専門家が警戒している。
米政府や民間企業は現在、全速力で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン
開発を進めているが、11日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)および
ニューヨーク・タイムズ(New York Times)の報道によると、FBIと米国土安全保障省は
中国のハッキングに関する警告を発表する予定だ。
中国のハッカーらは新型コロナウイルス感染症の治療法や検査に関する情報や
知的財産も標的にしているとされる。両紙によると、米当局はハッカーと中国政府の
つながりを疑っている。
一方、中国外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は、中国はすべてのサイバー攻撃に
断固として反対すると述べ、この疑惑を否定した。
【図解】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬の探究