ウクライナ機墜落、乗客乗員176人全員死亡
【1月8日 AFP】イランの首都テヘランのイマム・ホメイニ空港(Imam Khomeini International Airport)
で8日、ウクライナ国際航空(Ukraine International Airlines)のPS752便が離陸直後に墜落し、
乗客乗員176人全員が死亡した。国営イラン通信(IRNA)が伝えた。
IRNAによると墜落したのはボーイング(Boeing)737型機で、乗っていたのは乗客167人と乗員9人。
同機はテヘランからウクライナのキエフに向かう予定だった。
墜落したウクライナ機に、イラン人82人、カナダ63人らが搭乗していたと、ウクライナ外相が明らかに
した。
ワジム・プリスタイコ(Vadym Prystaiko)外相がツイッター(Twitter)で発表したところによると、
さらにウクライナ人11人、スウェーデン人10人、アフガニスタン人4人、ドイツ人3人、英国人3人も
搭乗していたという。
ウクライナ国際航空(Ukraine International Airlines)のボーイング(Boeing)737型機は、
テヘランの空港を8日午前6時10分(日本時間同11時40分)に離陸した数分後にレーダーから消え、
テヘラン州内に墜落した。
ウクライナ国際航空によると、同機は2016年に製造されたもので、墜落の2日前に検査を受けた
ばかりだったという。
同社は「同機は2016年に製造され、(ボーイングの)工場から直接納入された。最後に定期技術
検査を受けたのは2020年1月6日だった」と明かした。
イランとウクライナの当局の初期発表では、同機のエンジンに不具合が起きたことが示唆されて
いるが、ウクライナ国際航空は墜落の原因については詳述していない。
ウクライナ大統領は、同機の墜落をめぐる調査と、国内の「すべての民間機」の徹底的な検査を
命じた。
ISNAはイランの赤新月社(Red Crescent)の代表の話として、「乗客乗員が生きている可能性が
ないのは明らか」と伝えている。
イラン首都テヘランのイマム・ホメイニ空港付近に墜落したウクライナ機の残骸(2020年1月8日撮影)
イラン首都で180人搭乗のウクライナ機が墜落か。 現地報道
2020年1月8日12:39 News Digest
イラン・テヘラン国際空港を離陸したウクライナの旅客機(Boeing 737)が離陸後に墜落したと
現地メディアが報道。
乗客乗員180人が搭乗していたとの情報もある。
نخستین ویدئو از سقوط هواپیمای اوکراینی اطراف شهریار pic.twitter.com/M3bZiLLryQ
— خبرگزاری ایسنا (@isna_farsi) January 8, 2020