Windows 10の12月のアップデートは、「死のブルースクリーン」を引き起こす
マイクロソフト のオペレーティングシステム (OS )「 Windows 10」の12月のアップデートは、
パソコンに深刻な問題を引き起こす可能性がある。Windows Latestが、アップデートKB4592438の
問題について伝えている。
一部のユーザーは、アップデートのインストール後に不具合やエラーに直面した。
プロセッサー(CPU)の負荷が急上昇したり、ストリーミング動画の視聴などのシンプルなタスクで
動作が鈍くなった。重大なシステム障害である「死のブルースクリーン」が表示されたケースも
あるという。
マイクロソフトは今のところ問題についてコメントしていない。アップデートで問題に直面した
ユーザーたちは、アンインストールして前のバージョンのWindows10に戻すことを勧めている。
先に、米マイクロソフトがユーザーの意向に反して古いWindows OSを強制的にアップデートすると
報じられた。これは、Windows10バージョン1909およびWindows 10 バージョン 2004以前のOSが
対象となる。
“chkdsk”でシステムが破損、起動不能に ~「Windows 10 バージョン 2004/20H2」の2020年12月更新
すでに修正済み。起動不能になったデバイスに対する回復手順も案内
2020年12月22日 08:30 Impress Watch 窓の杜
米Microsoftは12月21日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 2004/20H2」向けの更新プログラム
「KB4586853」「KB4592438」(2020年12月の月例更新とそのプレビューパッチ)で新たな問題が
報告されたことを明らかにした。“chkdsk”コマンドを実行するとファイルシステムが破損し、デバイスが
起動できなくなる。
複数のメディアによると、この問題が初めて報告されたのはAMDユーザーのオンラインマガジン
“Planet 3DNow!”のユーザーフォーラム。先週の木曜日、教室で管理している7台のPCをいつものように
定期アップデートし、“chkdsk /f”コマンドでディスクチェックしたところ、7台のPCすべてでブルー
スクリーン(BSoD)エラーが発生し、起動不能になったという。
Microsoftによると、この問題が発生するのはごく少数で、すでに解決されたとのこと。
企業で管理されていないデバイスの場合は、24時間以内に修正が反映される。修正をすぐさま反映
したい場合は、デバイスを再起動するとよい。
企業で管理しているデバイスの場合、「KB4592438」「KB4592438」のドキュメントページから
特別なグループポリシーをダウンロードし、手動で導入することで問題を解決できる。
万が一この問題に遭遇してデバイスを起動できなくなったケースに対しては、以下の手順が示されて
いる。
- 起動に何回か失敗すると、回復コンソールが起動する
- [詳細オプション]を選択
- アクションのリストから[コマンド プロンプト]を選択
- 「コマンド プロンプト」が開いたら、次のように入力する:chkdsk /f
- chkdsk がスキャンを完了するのを待つ。スキャンが完了したら、次のように入力する:exit
これでデバイスが起動するはずだが、再起動後に自動で“chkdsk”コマンドが再実行されることがある。