大腸菌大国”韓国の恐るべき実態 真空パックからも検出とは…
「親・大腸菌大国」と呼んでも韓国人は怒るまい。夏本番、韓国では「大腸菌汚染食品」のニュースが、また増えてきたからだ。
韓国人はしばしば、「キムチをたくさん食べれば食中毒にならない」と言う。私の体験からしても、日本人と韓国人が同じ食卓を囲ん
で、日本人は食中毒で苦しんでも、韓国人は何ともないケースは少なくない。
しかし、最近伝えられたニュースでは、韓国から輸入した白菜キムチから、「腸管出血性大腸菌O-103」が検出されたとして、
厚労省が全品の回収を命じた。
「回虫の卵入りキムチ」は、韓国ウオッチャーの間では昔から有名だが、腸管出血性大腸菌入りとは聞いただけで恐ろしい。
大腸菌は、人糞→手→食品と伝わる。韓国の新聞はかつて、「手を洗いましょう」といったキャンペーン記事を、頻繁に掲載してい
た。
だが、2009年の段階 でも「取材チームが市庁駅構内のトイレで観察した204人のうち、せっけんで手を洗ったのは31人(15%)
で、乾燥機で手を乾かしたのは72人 (35%)だった。手を洗った人のうち、半数(61人)は2秒から3秒ほど水で洗い流すだけだった」
(朝鮮日報、09年9月2日)という状態だった。
食品を提供する店の従業員も、しっかりと手を洗わずに業務に就く。いや、大手食品メーカーの工場でも同じなのだろう。
聯合ニュース(韓国語サイト、16年7月21日)は「ロッテマート・イーマート・ホームプラス・ロッテフードの弁当・のりまきから大腸菌」と
伝えている。 「イーマート」も「ホームプラス」も韓国ではロッテと並ぶ大手スーパーだ。この記事によると、有名な「かき氷」専門店でも、
大腸菌入りかき氷が摘発され た。
韓国でも、街のジューススタンドが増えている。「果物と野菜だけを直接絞り出し、人工添加物なし」がウリなのだが、「大腸菌添加」が
あったことが分かった(ヘラルド経済、16年7月29日)。
トッポッキとは、韓国もち(=もち米ではなく、うるち米から作る)を辛子みそで炒めたファストフードだ。屋台で売られているものには
“危なさ”を感じても、大手食品メーカーが製造し真空パックしたものなら安心と普通は思う。が、そこからも大腸菌が検出されたことが
ある。 きっと真空ではなかったのだろう。
さらに驚くべきは、このメーカーが摘発されて回収した製品を低所得層に寄付していたことだ。モラルハザードここに極まりだ。
摘発された法人、個人は食品衛生法に基づき、何らかの行政罰を受けるが、間もなく8月15日。恒例の「光復記念恩赦」があり、法
人も個人も罰はなかったことになる。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活 動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがあ る。