南アジアで新型コロナウイルスの感染状況が悪化
2020年05月23日 06:30 SPUTNIK
各国で新型コロナウイルスのパンデミックに対する規制の解除が進められるなか、
南アジア地域の感染は逆に拡大している。
世界の感染状況の統計を表すサイト「ワールドメーター」によれば、22日、インドで
新たに確認された感染症例は6198件。22日現在、国内で11万9000人超の感染が確認され、
死者は3600人を超えている。
また、ワールドメーターのデータによれば、インドネシアではこの数日で634人が
感染している。国内で確認された発症者数は2万人を上回り、1326人がウイルスが
原因で亡くなった。
パキスタンでは22日、新型コロナウイルスにより1日で50人が亡くなり、国内での
発症以来、死亡者数としては3番目に多い結果となった。同国では5万人の感染が
確認され、死亡者数は1000人を超えている。
「ワールドメーター」と米国のジョンズ・ホプキンズ大学の統計データでは、
新型コロナウイルスの感染者数が最も多いのは米国とロシア、ブラジルの3ヵ国。
ただしブラジルでは感染者数の急増が確認されており、世界でもっとも突出した
感染状況にある国として米国に次ぐおそれがある。