ソフトバンク上場、終値は1282円。時価総額7兆円割れ
2018.12.19 15:24
ソフトバンクグループの携帯電話子会社ソフトバンクが19日、東京証券取引所第1部に上場した。
初値は1株1463円で公開価格(1500円)を2・5%下回った。初値ベースの時価総額は
7兆35億円で、7兆3395億円だった日本郵政に次ぐ約3年ぶりの大型上場となったが、上場前の
トラブルも影響し、前途多難な船出となった。
終値は1282円で、時価総額は7兆円を割り込んだ。上場直前に大規模な通信障害が発生したほか、
通信機器が政府調達から事実上排除される華為技術(ファーウェイ)の基地局設備を使っていることなどが
売り材料となった。この日は取引開始直後の午前9時に初めての売買が成立したが、
一時は1350円割れまで値を下げた。
ソフトバンクはソフトバンクグループの中核子会社で、ソフトバンクグループは保有株の3分の1超の
約17億6400万株を売却するが、上場後も63・14%の出資比率で連結子会社を維持する「親子上場」。
資金調達額は初値ベースで約2兆6千億円と政府が昭和62年のNTT上場時に調達した額を上回り
過去最大で、ソフトバンクグループは調達資金を先端企業などへの投資に振り向ける。
歴代上場案件における初値ベースの時価総額は、NTTが24兆9600億円でトップ。
平成10年のNTTドコモが約8兆8099億円で、今年は新興市場マザーズに6月上場した
フリーマーケットアプリ運営のメルカリが6766億円で最大だった。
https://www.sankei.com/economy/news/181219/ecn1812190028-n1.html
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-18/PJYEQF6JTSED01
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