天安門事件当事者、国連に事件の調査を要請 → 国連人権理事会が拒否…
2019年06月23日 07:00 NEWSポストセブン
中国の民主化運動指導者で、人権活動家の王丹氏は6月下旬、20人の中国の人権活動家ら
とともに、ジュネーブで行われた「天安門事件30周年ジュネーブセッション」に出席。
この場で、「国連人権委員会は2006年以来、天安門事件に関する中国非難決議を採択していない」
などと主張し、同委に対して、天安門事件の死者数などの真相究明を強く求めた。
6月4日は天安門事件30周年で、日本や欧米のメディアは大きく事件そのものを取り上げたが、
今回の王丹氏らの要求は一部外国メディアが報じただけで、日本のメディアはほとんどとり
上げていない。ロイター通信が報じた。
王氏は席上、国連人権委に対する要求をこう述べた。
「中国政府は30年前の1989年6月、軍を導入して、平和的なデモ参加者を虐殺し、多くの市民や
学生の人権を侵害し、根本的な自由を奪い去った。この実態について、国連人権委は徹底的な
調査を行い、その真相を明らかにすべきである」
また、王丹氏は「中国政府は天安門事件をタブー視し、かつての民主化指導者や人権活動家、
弁護士らを拘束、投獄するなど、現在に至るまで人権弾圧を継続している。個々の実態も併せて
調査し、公表すべきだ」と主張している。
一方、王丹氏は国連人権委が天安門事件などの中国政府の人権弾圧の実態を調査しないことについて、
中国の多くの発展途上国に莫大な経済支援を行っており、それらも国々からの支持を受けていると指摘。
そのうえで、「47カ国で構成している人権委は中国に対して機能していない」と強く非難した。
中国情勢に詳しく、天安門事件当時、1989年4月から7月まで3カ月間、北京で民主化要求運動を
取材した経験のあるジャーナリスト、相馬勝氏は次のように指摘している。
「今年は天安門事件から30年ということもあって、多くのメディアが来日した王丹氏らを当時の
民主化運動指導者をとり上げたが、それから1カ月もたたない6月下旬のジュネーブセッションを
とり上げた日本のメディアは皆無。天安門事件30年といっても、一過性のイベントと同じような
扱いといえる。まさに、天安門事件はすでに人々の記憶から薄れつつあるという実態を表しているようだ」
【拡散希望】天安門事件の当事者たちは国連人権理事会に天安門事件に対する調査要請→
— 孫向文 (@sun_koubun) 2019年6月19日
国連人権理事会は拒否した「中国からの交付金と人員が減らすから」 pic.twitter.com/pCVTuW9C03
国連事務総長「コメントなし」
2019/6/4 10:29 (JST) 共同通信
北京の人民大会堂で中国の習近平国家主席(右)と握手する国連のグテレス事務総長=4月26日(国連提供・共同)
【ニューヨーク共同】国連のドゥジャリク事務総長報道官は3日の定例記者会見で、発生から30年の
中国の天安門事件に関するグテレス事務総長のコメントを求める記者の質問に対し
「特にコメントはない」と回答した。中国は国連安全保障理事会の常任理事国で、国連通常予算の
分担率は世界2位。
ドゥジャリク氏は会見の冒頭、スーダン軍が民主化を求めるデモ隊を強制排除し多数が死傷した
3日の事件については、事務総長が「市民に対する治安部隊の過剰な武力行使を強く非難し、
集会や表現の自由を含むあらゆる市民の権利を守るよう、軍暫定政権に要求している」と語った。
ネット上のコメント
・国連役に立ってねえ!
・さすが国連www運営費の方が大事なのね~
・国連が機能していないね、単純な利権団体に変化したのかな
・国連に加盟してるメリットってどなたか教えて下さい!
・国連「人権は金で買える」
・日本も金出さなきゃいいのに・・・金は要求されて日本への悪要請ばかりで馬○みたい
・金・金・金・権力・権力・権力・賄賂・賄賂・賄賂、何が世界の平和なの?自分達の利害しか考えていないのを隠そうともしない
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国連の不都合な真実とは!