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ドバイで人工島の建設ラッシュ、新しい観光島は20年完成

2017-05-26 14:06:09 | 中東・アラブ諸国

ドバイで人工島の建設ラッシュ、新しい観光島は20年完成

2017.05.22 Mon posted at 14:44 JST   CNN 

(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの政府系投資会社ドバイ・ホールディングは22日までに、総敷地面積

約37万平方メートルの人工島群「マルサ・アル・アラブ」を造成する計画を発表した。

6月に起工式が行われ、2020年の完成を目指す。


人工島群はドバイを象徴する帆船型のホテル「ブルジュ・アル・アラブ」に隣接する海岸に造成する。

総工費は推定17億2000万ドル(約1900億円)。ドバイの海岸は約2.3キロ拡張される。


島の1つには家族向けのリゾートを建設し、海洋公園や劇場、中東初となる「シルク・ドゥ・ソレイユ」の拠点施設を設ける

ほか、海岸に面した集合住宅300戸も建設する。


別の島はプライベートアイランドとして、高級別荘や住民用のマリーナ、ブティックホテルを展開。

ドバイ・ホールディング傘下のジュメイラ・グループが経営するホテルも開業する。


ドバイでは、ジュメイラ・ビーチ沖に1994年に造成された「ブルジュ・アル・アラブ」を皮切りに、次々に人工島が建設さ

れてきた。


2001~2006年に建設された「パーム・ジュメイラ」には住宅数百棟とホテル数十棟が立ち並ぶ。


一方、2002年に建設が始まった「パーム・ジェベル・アリ」など2つの人工島プロジェクトは、2008年の金融危機に足を

取られてまだ完成していない。


約300の人工島で構成する「ザ・ワールド」は2003~08年にかけて造成され、ほとんどの島を開発業者が買い取って

民間向けの住宅を建設した。しかしこれまでのところ、ほとんどが未入居となっている。


ジュメイラ・グループではマルサ・アル・アラブを観光島とすることで、2020年の博覧会でドバイを訪れる観光客を呼び

込みたい考え。

 

ドバイで人工島の建設ラッシュの始まり

人工島群「マルサ・アル・アラブ」は総工費約1900億円を見込む

島の1つは家族向けのリゾートを建設するほか、別の島には高級別荘や住民用のマリーナなどを展開する

2020年の完成を目指す

ドバイの名所のひとつとなった「ブルジュ・アル・アラブ」

パーム・ジュメイラには住宅やホテル、ショッピングモールが並ぶ

手前に見えるのが、パーム・ジュメイラの高級ホテル「アトランティス」

パーム・ジェベル・アリは金融危機の影響で開発が進んでいない

人工島で構成されるザ・ワールドの様子

ドバイの3つの人工島群。左から「ザ・ワールド」「パーム・ジュメイラ」「パーム・ジェベル・アリ」

高級ホテル「アトランティス」

パーム・ジュメイラ建設中の様子=2002年

巨大船舶の停泊も

パーム・リゾートのホテル「アトランティス」のオープンを祝う様子=2008年