北朝鮮の核廃棄、トランプ大統領の任期中に実現目指す=米国務長官
[ソウル 13日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は13日、前日の米朝首脳会談について韓国当局者に説明するため
ソウルを訪れ、トランプ大統領の任期が終了する2021年1月までに北朝鮮の核放棄を実現したいとの考えを示した。
ポンペオ長官は記者団に、トランプ氏の任期中に大規模な核軍縮を達成したいかと聞かれ、
「2年半以内に実現できることを期待している」とした上で、「徹底した検証作業が行われることを北朝鮮が
理解していると確信している」と述べた。
また「すべての作業が最終文書に記されたわけではない。ただ、双方が理解した他の多くの項目で、
文書にできなかったことがあり、そういう意味でいくつかの作業はまだある。
しかし、最終文書に見られる以上の多くの作業は終了しており、両国が対話に戻った時にそこから始めることになる」と
述べた。
河野太郎外相、14日に日米韓外相会談 北朝鮮政策で連携確認へ
2018.6.14 00:41 産経新聞
河野太郎外相は14日、米国のポンペオ国務長官、韓国の康京和外相と訪問先の韓国・ソウルで日米韓外相会談を行う。
12日の米朝首脳会談を踏まえ、北朝鮮政策をすり合わせ、3カ国の連携を改めて確認したい考えだ。
河野氏は13日夕にソウルに入った。14日午前の日米韓外相会談に続き、同日午後は日米、日韓の2国間会談に臨む。
文在寅大統領も表敬する予定だ。
米朝会談の共同声明には焦点だった北朝鮮の非核化について「完全で検証可能かつ不可逆的な核廃棄(CVID)」が
盛り込まれず、非核化の具体化は今後の米朝交渉に持ち越された。日米韓外相会談で米朝交渉を主導するポンペオ氏と
情報を共有し、今後の対北戦略を申し合わせる。
日米外相会談では、拉致問題に関する米朝会談でのやりとりを確認し、日朝対話の実現を模索する方針。