美味しい魚が食べたいと2週間前に予約を入れた。8月9日のみ宿泊可能の長崎、平戸近くの民宿であった。自宅からは、車で3~4時間程度の距離だ。
通常は、じゃらんで申し込むことが多いのだけれども、今回、申し込み途中でフリーズしてしまうことが起こり、楽天トラベルで申し込むことにした。値段その他はほぼ同一で問題なしであった。ただ、じゃらんでは、無料キャンセル期間が2~3日前というのが多かったが、今回の楽天トラベルでは、7日前となっていた。夏休み期間だから長いのか楽天トラベルだから長いのか気になったが、結局は、宿泊施設によってキャンセル可能期間が設定されていることを後で知った。
さて、3日前になって台風が九州直撃、2日前には長崎直撃を知ることになる。台風などの自然災害の場合は、キャンセル可能かどうか楽天トラベルのヘルプで調べてみた。「どんな場合でも所定のキャンセル料は払わなければならない」と書いてあった。なので、ぎりぎりまで旅行可能かどうかの判断を待つことにした。少しづつ直撃から離れてきたが、台風の恐ろしさは、九州人なのでわかっているつもり。しかし、大きく外れることもあるので様子を見ることにした。出かけても、暴風雨のなか、じっとしているだけの旅行はつまらないかもと思った。最悪の場合、身の危険を感じるかもしれないが、とにかく、準備だけはすることに。
前日の夕方、宿泊施設より連絡があった。多くの公共施設や交通機関が停止、高速道路の一部も通行止めということで宿泊どうしますか、との電話であった。キャンセル料については必要なし、宿泊施設より楽天トラベルに連絡するとのこと。残念だが、やはり安全を重視してキャンセルすることにした。
じゃらんでは、キャンセル料金はどうなっているのかも調べてみようと思いググってみた。じゃらんのヘルプでは、じゃらんからキャンセル料を請求することは無く、各宿泊施設より請求されるとのことであった。楽天トラベルよりは少し優しい感じの表現ではあった。
旅行を直前にキャンセルしたことはほとんどないと思っていたが、よくよく思い出すと4回ほどあった。初めてのキャンセルは、宿泊当日の朝、夫婦二人とも風邪で高熱、身動きができなくなった。大分の旅館に電話すると、そのような予約はありませんと言われ、出発しなくてよかったという結論に。2回目は、福岡県西方沖地震 の当日、佐賀の旅館への宿泊であった。大渋滞も発生しているので宿泊は無理だと伝えるとあっさりとキャンセルOKとなった。3回目は、別府の大型ホテル。妻が、前日より高熱をだして、旅行は無理と判断、ホテルに電話すると快くキャンセルに同意してくれた。その対応のすばらしさにそののち何回か利用することになった。そして今回である。すべてキャンセル料はかからなかった。
災害の多い昨今、そして、日本。安心して旅行できるこの国を自慢したい。
<思い出の一枚>
32~33年前の「高須進学スクール」