カトリック松が峰協会
明治7年(1932)現在の聖堂完成
設計者は、スイス人建築家のマックス・ヒンデル(1887年~1963年)
鉄筋コンクリートの造りで、内・外壁に宇都宮市特産の大谷石をはりつけ、そこにロマネスク様式の文様を刻んでいます。
銅版葺き、双尖塔(塔部4階、他は2階建て) コンクリート製の聖堂としては日本で最古の教会の一つ
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宇都宮空襲の痕跡が残る大谷石の壁
昭和20年7/12 空襲で側壁を残し大屋根が焼け落ちたが、資材の乏しい中、2年後に修復なる
内側の壁の1部に痕跡が残っている
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カン蛙 の像
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大谷石造りのロマネスク建築の聖堂にふさわしく、かつ聖堂の歴史にゆかりのあるガーゴイル(大口を開けた怪獣などの形をした雨水の落とし口。建物より突き出して高い位置に作られる。)として宮沢 賢治の童話「蛙のゴム靴」という作品に登場する3びきのうちの1ぴきの「カン蛙」が製作されました。
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フランス人司祭、アルマン・プジェ神父は松が峰教会が造られる1年前に第3代主任司祭として着任し、その前に盛岡天主公教会にいました。
プジェ神父と宮沢賢治には深い親交があり、宮沢賢治の作品の中には二人の交友を物語るものが数多く残されています
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後ろ足に長靴を履いています
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旧 枝病院玄関の門柱
空襲により建物は全焼。この御影石の門柱だけが残った
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戦争被災を後世に伝えるために「平和祈念館をつくる会」が平成12年3月銘板設置
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