・場所:羅臼岳 めざせ百名山!78座目
・日程:2017年07月25日(日帰り)
・メンバー:自分, その他メンバー 1人
・天候:曇り時々晴れ
・コース状況/その他情報:
登山ポストは「木下小屋」前に設置あり。
登山道は、登山口から頂上直下までは一般登山道で特に危険個所はないが、頂上直下は岩稜帯になるので3点確保で慎重に行動したい。
・感想-------
2017北海道 山旅ツアー最終日。
7月21日は雌阿寒岳、22日は斜里岳、23から二日間は雨で観光歩き、そして24日は最終日で今回の山旅最後の山、羅臼岳となった。
岩尾別温泉の「ホテル地の崖」が休業しているので、登山口の駐車スペースはたっぷり。朝5時時点では7台ほどの乗用車が停まっており、やはり朝5時くらいの出発は普通なのかもしれない。
木下小屋で宿泊していたと思われる登山者も5名ほど我々の先をスタートし、結構 平日でも入っているようで、これならクマさんも出てこないだろうと思った。
登山道は、一般的な登山道で、距離はあるが比較的楽な登山かもしれない。
ただ、大沢あたりまでは樹木が多く眺望は殆ど望めないので単調な山歩きとなる。
極楽平でヒグマさん目撃の情報があったので、休憩中もあたりをキョロキョロ見回しながらでゆっくりはできなかった。
よく考えてみると、3・4日前のヒグマさんがいつまでも居座るはずはないので気にする必要はないんだろうが、心配性なのでこうなってしまう。
大沢まで来ると、岩場もあり、登りが急になるので少し変化が出てきてさすが百名山と言う雰囲気になる。
お花畑を楽しみながら羅臼平に着くと、羅臼頂上も知床連山も見えて景色を楽しみながら羅臼登山の実感を持って休憩できる。
スタート時点では天候は霧で、視界が悪かったが、上に上がるほど視界が良くなり、はるか国後まで見えて疲れも吹っ飛んでしまう。
羅臼平から頂上までは急登で岩場が多いので先行グループも高齢なのかペースダウンし少し渋滞気味で、景色を十分楽しませてもらった。
頂上スペースは意外と狭く、転落しないように注意しながらランチを取り、百名山78座目の記念写真を撮って下山開始。
ピストンなのでルートは良く分かっていたが、岩稜帯を歩くので慎重に足を進めた。相棒さんの前を進んでいたが、後ろのほうで急に「わ~、大丈夫ですか」が聞こえて、振り返ると相棒さんはハイマツの中へ倒れ込んでいた。どうやらバランスを崩してハイマツの上に転んだようで、ハイマツの上でラッキーだった。岩場だったらどうなったか。
羅臼平からは、ひたすら歩いて無事に下山。
道警の警官の方が木下小屋前におられたので少し雑談してから日帰り温泉入浴に向かった。
今回の北海道の山旅は、東北で連日の大雨となり、天候が心配だったが、暇に任せて天気を選んで登ったため、3座とも景色をたっぷり楽しめて、いい山行となった。
なによりも、事故・怪我がなく、経験少ない相棒さんがよくぞ同行してくれたと感謝する。
めざせ百名山! 次は79座目で南アルプス 北岳か。
・GPSの記録
出発時刻/高度: 04:57 / 218m
到着時刻/高度: 15:19 / 219m
合計時間: 10時間21分
合計距離: 13.83km
最高点の標高: 1614m
最低点の標高: 215m
累積標高(上り): 1383m
累積標高(下り): 1371m
・ルートマップ/標高グラフ
・写真/動画
朝4:40 羅臼岳は雲の中。 天気良くない( ˘ω˘ )
休業中の「ホテル地の崖」脇から進む。
目立たない羅臼岳 登山口 の看板
木下小屋前。数人の登山者が木下小屋からスタート。
写真の右手に登山ポストあり、登山届を投函してスタート。
コース距離は長いが、一般的な登山道で楽に登れる。
オニユリ
少し急な箇所もある。
こう言う標柱が所々にある。標高650m、頂上まで5km
極楽平。ここで先日ヒグマさんが出たようで、辺りをキョロキョロしながら休憩。
極楽平でやっと羅臼岳が見えてくる。
銀冷水。ここには水場があるようだ。
水場では、エキノコックスは心配ないのか皆さんグイグイ飲んでます。
いよいよ 大沢に入る。ここからは岩場が多く、花も多い。
???
チシマノキンバイソウ
エゾツツジ。 この花が多かった。
これもエゾツツジ
アオノツガザクラ と言うらしい。
僅かに雪渓が残る。
ゆっくりだが力強い歩みの相棒さん
いよいよお花畑。エゾツツジがいっぱいです。🌺
綺麗ですね~。
イワギキョウ
???
YouTube動画です。
羅臼平へ到着。
スタートから4時間チョイ、頑張りました。
YouTube動画です。
羅臼岳。
成層火山なのに、頂上は溶岩円頂丘なんだ。
羅臼岳と反対方面の知床連山。いつか歩いてみたい。
岩清水 と言うらしい。超冷たい水滴が岩からしたたり落ちている。
相棒さんはひたすら歩む。
ヒグマさんを探したが見当たらなかった。
岩石だらけ。安山岩質? 頂上は溶岩で盛り上がった溶岩円頂丘だ。
2つの岩石が今にも落ちそうで怖い。 速足で登る。
下を振り返ると、相棒さんがいない。
はるか国後島か?
ついに頂上だ。ずい分崩れているのか崖が多い。
羅臼岳1661mの頂上に立つ。
めざせ百名山! 78座目踏破。
YouTube動画です。
頂上でランチ休憩後は、ピストンで下山開始。
途中の尾根で蟻だらけのところがあったので注意していたが、
山の主 ヒグマ君にはとうとう会うことなく無事に下山した。
木下小屋手前の祠に下山の挨拶をして羅臼岳登山は終了。
これで2017北海道 山旅ツアーを無事終えられ、明日は小樽へ移動して帰途に着く予定。
時間に余裕があるので、お天気を選びながら登ったので3座とも好天で眺望が良かった。
また、相棒さんも頑張って二人とも怪我・事故なかったことが喜ばしいこと。
百名山踏破は先が長いが一山〃〃を楽しみながら登っていきたい。
END