goo

わさび

2006-05-26 07:16:35 | Weblog
 
ワサビ
俳画 今日の花「ワサビ」。花言葉「目覚め
 題字「痩鶴一声・覚醒」


アブラナ科。多年草。

日本原産の水生植物。

学名もスバリ「ワサビア・ジャポニカ」!


山間部のわき水や沢など、冷たくてきれいな水のあるところで
見られます。

草丈は、30~45センチほど。

花期は、3~5月にかけて、
ナズナやクレソンにも似た、白い花を咲かせます。

すり下ろして用いるのは、
10~15センチくらいに成長した根茎の部分。


そのほか、茎や葉にも独特の風味があって、
全草が薬味に利用され、

花の咲いた花茎は、葉と共に「花ワサビ」として、
春の山菜としても珍重されています。


歴史は古く、奈良時代の文献には名前が登場、
(このころは食用にされていたかは不明)

鎌倉時代には禅寺で食用にされていたとも言われます。


栽培が広まって一般的になったのは、江戸時代。
お寿司やおそばが広まっていったことに付随します。

現在は、長野県や静岡県の名産品として名高いほか、

東京・多摩地区の特産品でもあります。

なにげに「全国4位」の生産量ということで、
「山あり海あり、なかなか広いぞ東京!」と思わせてくれる
データですな。



辛味成分には強い殺菌作用のほか、

ガン細胞の増殖を抑えたり、
血栓予防効果があるとの学術報告もあります。


最近では「活性酸素を除去し、若返り効果がある」と、
TV番組で紹介されたようですね。


「毎日スプーン一杯(5g)のワサビを採るといい」らしいですが、

無理矢理毎日食べなくてもいいかもしれませんな^^;


さて、おろして添えることが多いワサビですが、

「ワサビおろし器」には、
鮫の皮が貼ってあります。

なるべくきめ細かくおろすのが風味をひきたてるコツで、
金属性のおろし器では、微妙に風味を損ねてしまうようなんですね。


クーミンがよくおじゃまするおそば屋さんは、

「本ワサビ」が入荷したときに、
「お客に自由におろさせてくれる」というサービスをやってました!

もちろんそのときの「おろし器」は鮫皮。

きめ細かくおろした本ワサビは、
口に入れた瞬間は、甘いんです。

で、その後に「お~、来た来たぁ!」という感じで、辛味がくる。

まさに、「目覚め」を喚起してくれる、
さわやかな辛さであります!
 
「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!
 花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )