京都・五条から見た風景
平安京を作った桓武天皇は一挙に多くの事業を行いました。
長岡京へ遷都を試みる。・・・不吉な事件が起こって断念。平安京に都を定める。
蝦夷(えみし)を平定する。・・・坂上田村麻呂を派遣する。
遣唐使に最澄を送り、天台宗を学ばせる。・・・空海は同時に行くが、無名だった。二人は帰国して、密教を広めた。
このように平安時代初期の基礎を築いたのですが、後宮でも女性を10数人侍らせたそうです。
新しい世を始めようとする意気込みを感じますが、そこには奈良時代の理想的な世界観から現実的、支配的な思惑を感じます。
また、武士勢力の台頭を予感させる専門兵士の採用など、次の時代を導いたともいえるかもしれません。
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