地方の個人塾から難関大学へ合格させるメソッド

塾長が、ホンネをつぶやきます

共通テストと2次対策、両立が困難な子たちが増える

2022-02-11 15:15:00 | 日記
今回の共通テストで
鮮明になったこと、

それは
国公立大の2次試験と
共通テストは
全く性質の違う試験になった
ということ。

つまり、
別の対策をしないと
ダメだったこと。

中学受験に例えるならば
公立中高一貫校の適性検査と
私立一貫校対策
の両方をするようなものだ。

上位の子たちからすれば
そこまでないけど、
中下位層、
いわゆるボリューム層の子たちには
かなり厳しい現実だ。

高校入試は「予選」、大学入試が「決勝」

2022-02-11 05:30:00 | 日記

毎年この時期は

中3、高校受験生の保護者からの

電話やメールが急増する。


皆さん、胸の内は同じ、不安なのだ。


しかし、結果はどうであれ、

日常は何も変わらない。


受かった喜びも、落ちた悲しみも 

流れる日常の中で 、すぐにフラットになる。


落ちたら高校生になれなくて、

そこから別の道を探さなきゃ!

っていう状況なら話は変わってくるが、

「受かった高校が、行くべき高校」 

これは肝に銘じておいたほうがいい。


我が子が落ちたら拒絶されたと思うだろうが 

「こっちは危険だから来ないで!」

って、見えない何かに守られたと思うこと。


入った高校で、

目も当てられないくらい落ちこぼれると

第一志望の高校に落ちて第二志望に進学するより、

入学してから落ちこぼれた時の方が

圧倒的にショックと焦りは大きい。


だって、そっくりそのまま

大学への道が狭まっていく感覚があるからだ。


大学受験の仕組みも

信じられないくらい様変わりして

高3になってから必死にやれば、

そこそこの大学に受かるってことは、

もはや、絶対にない。


校内トップクラスにいれば、指定校推薦で! 

なんて思って受けた1学期の中間テストで

クラス真ん中あたり…

ハイ!

指定校推薦で

有名大への道は

不可能確定!!! 

高1の5月に、道の一本が消えることが確定。 


敗者復活のないトーナメントで負けるってこと。

 

高校受験の結果なんて、

それに比べたら小さい小さい…。 


だから、親として不安になるのは

そこじゃない。


親として、

「よしっ!」と気を引き締め直すのは

高校受験が終わってからだ。 


ホッと一息ついたら負け。


高校が決まるのと、大学が決まるのと 

どっちがデカいか? 


オリンピックで 

予選一位で決勝に進んだとする。


もう金メダルってことで

両手放しで安心していい?


違うでしょ?


決勝で失敗したら、 

予選一位なんて1ミリも関係ない。 


高校受験は単なる予選だ。


しかも、全員が決勝に行けるっていう予選。


そんな予選でドキドキしてたら

大学受験の時には

心臓が持ちこたえられるはずがない。 


予選で終わってホッとして

どうするんですか❓って話だ。