今の60歳以上の人ならば、
大卒か高卒かで
人生は大きく左右されました。
しかし今は
状況はまったく違います。
大学は
行くか行かないか、ではなく
どの大学へ行くか
これが人生を大きく左右する時代です。
キミらは 、きっと
どこかの大学へ行くでしょう。
時期がきたら
その時の学力によって。
大学生になったら
同じ金額を払い
同じ4年間を過ごでしょう。
なのに、
その先の人生は
残念ながら、
大きく違ってしまうのが
世の中の現実です。
その差は
いったいいつ、
どこでできるのが、
わかりますか?
今、僕のLINEには
続々と高校生から
今日の勉強時間の報告が来ています。
先ほど高1の子から報告がありました。
県内トップ校に通う女の子です。
今日の勉強時間は
平日なのに、6時間23分。
大学に入り、
社会に出ていく時、
その理不尽なまでの学歴フィルターに
タラタラ不満を言う資格は
キミらにはありません。
今日、6時間勉強した高1が
実際にいるのですから。
キミらは、今日、何をやってました?
もう一度言っておきます。
キミらには
学歴による社会からの扱いの差を
ブツブツと文句タレる資格はありません。
甘んじて受け入れるしかない。
自分の人生は
自分の努力で
自分の意志で
自分の行動で
切り開きなさい。
それができないのなら
何も言わずに受け入れなさい。
成功例
成功体験
サクセスストーリー
が世の中に溢れています。
それらを見るたび
「ああ…、ウチの子は…」
そう思うことも少なくないでしょう。
現状に対する不満
もしくは
これまでやってきたことへの後悔
何もしてこなかったことへの後悔
そういうものに
心が折れそうになる時もあるでしょう。
しかし、
過ぎ去った時は
絶対に戻ってこないのですよ。
そして今、一番やってはいけないこと
それは
今からいきなり
理想を実現しようとしないこと。
子育てのブロックは、
1年で一個しか積み上げられないとします。
世に溢れている成功例は
すでに15年も前から
コツコツと積み上げてるのです。
15個も。
今、あなたは同じ月日をかけて
4個しか積み上げていません。
その差の「11個」を
今、いきなり取り戻すことは
絶対に不可能です。
そればかりか、
その焦りが我が子との
不協和音を生む結果にもなります。
一年、最高に頑張って一個なんです。
強烈な教育ママだって
「一個」しか積み上げられないのです。
だったら、
今から積み上げていくしかないですよね?
1年で一個
それを一つずつ。
しょせん無理なんです。
強烈な教育ママが
15年かけて積み上げた15個に
わずか数ヶ月で追いつくなんて。
気づいた時がスタート。
そう考えて行きましょう。
というか
それしか、できることはありません。
ここから、1年で一個。
ちゃんと積み上げて行きましょう。
今度はチャンスを逃しちゃダメです!
続々と受けたテストが返ってきます。
自分のテスト結果やデータを
じっと見つめながら
受かるのかな
ダメかもしれない
このまま行けばっ!
何とかしないと
思うことは、たくさんあるでしょう。
しかし!
今この時期、一番大事なのは
「危機感や不安」なんですよ。
受かる子ほど、
危機感を持っているし、
不安に感じています。
対照的に
落ちる子ほど、
安心感や絶望感
つまり、プラスかマイナスに
なぜか振り切っちゃっています。
危機感や不安を感じる時
気持ちは行ったり来たりですよね?
その、揺れ動く気持ち、その動きが
キミらの勉強に勢いをつけるんです。
プラスかマイナスに振り切ってる子たちは
そこで気持ちが止まっているんです。
だから、勉強にも動きが出ない。
つまり、何もやらずにいます。
だから伸びない。
危機感感じてる?
不安?
揺れ動いてる?
それは、よかった!
それは、これからドンドン伸びるって
サインなんだから。
大丈夫!
キミらは頑張れる子たちだ。
定期テストを何度か受けて
順位がその度に出されます。
それが積み重なっていくと
子どもは自然と
「自分の位置」というものを
「自分の限界」だって
思い込んでしまいます。
本当は限界まで頑張り抜いてもいないのに。
多分、圧倒的に凄い子たちを
学校や塾で目にしているからでしょう。
でもね、キミらの限界は
まだまだ遥か遠くの
そのまた向こうにあるんですよ。
キミらが限界だと思ったこれまでの努力
頑張ったこと自体は否定しないけど、
残念だけど
キミらの頑張りは
本当の限界の足元にも及びません。
それが現実。
いいかな?
キミらは
宇高・宇女を目指していい。
今の順位?
そんなものは関係ないですよ。
偏差値が届いてない?
今日が受験日なら、確かに厳しいかも。
ウチの塾の先輩たちは、
キミらのいう限界の努力の
何百倍も努力をしていましたよ。
うん、分かる。
キミらの言いたいこともわかります。
毎日、8時間、机に向かってたんだよね?
それの何百倍なんて、時間が足りません!
そう思うんだね?
でもね、違うんですよ。
時間じゃない。
キミら心の奥底にある「情熱」
その温度を上げるイメージ。
時間じゃない
上熱の温度が上がると
集中、没頭
そういうものが2倍!3倍!で増えていく。
そのためには
まず、キミらが「本気で目指す」ということが
絶対に不可欠なんだよ。
大丈夫だよ。
キミらは目指していい。
僕らは、その思いを一切否定しない。
それどころか
「よく決断したね。頑張ろうね。」
って笑顔でそう言います。
キミらは目指していいんだよ。
その気持ちを僕らは待っています!
僕も2人の娘の親であります。
だから自分に向けても書いています。
子どもは嘘をつく
子どもはごまかす
子どもは隠す
けれど、子どもはピュアな存在です。
それは間違いありません。
しかし、そうだからこそ、
自身に降りかかるストレスに対しても
実にピュアな反応をするのです。
つまり「嫌だから逃げる」のです。
そこに打算も何もなく、
ただ、面倒くさいとピュアに思うのです。
そして
その逃げたことを
親に知られたくありません。
ただただ、ピュアな気持ちで
親に嫌われたくないと思うからです。
だから
嘘をつく、隠す、ごまかす
という行動に出ます。
実に単純、実にピュア
それを
「我が子が汚れた」
「我が子がダメな方向に」
って考えるのは
ちょっと踏みとどまって下さい。
我が子のそういうところ
それは「当たり前のこと」
と思って欲しいのです。