1. 出題分をよく読み、文末の引用元の題名を読んで、なぜ建築科の入試に
出題しているのか?出題者の出題意図をよく考える。しかし、これは建築科
に入学を希望している人から、それにふさわしい人間を選ぶためのふるいを
かけているからです。
➡建築家を志す人間として、この問題における解決提案をどのように
提案できるか?その答えを自分独自の想像力で「文章とイメージ・図絵
(内部あるいは屋外空間などを表現した素描)で正しい基礎的なデッサンの
知識と空間描写力で表現することができるか?
できれば陰影をつけ立体的に表現できる力を持つ将来世界で建築という分野で
“ 建築芸術家 ”として活躍できる才能を家に秘めている人材を見つけたい
という試験が、”未来の早稲田建築科の運命を決める人材の輩出である、
早稲田建築AO入試すなわち創成入試のミッションというのが、
本音でありAO入試の目標なのです。
2.出題文もさまざまな種類があるので、震災や天災など全て建築的な視点での
解決提案ばかりではない場合もあります。伝統的な日本空間の文章における
部屋と庭や陰影などの文章の場合もあります。
(文学における伝統的な文化的美学や哲学、あるいは宗教/神道・仏教・儒教
など形而上学的な価値観、社会システムやインフラなど、家族と家、環境と
都市計画、ライフスタイルと自己実現など…….)
3. まず、どういう解決提案が自分が持てるか?を文章にしてアイデアの
核を明確にして、それに付随するものを配置して視覚化する。
4. それを画面に比率を見て、そこに自分の目に位置を決めて水平線を入れる
➡そして、自分の立ち位置である縦の軸線を入れる。そこに交差する交点を
消失点としてバニシングポイントとする。そうすると1点透視投影図法で
表現したいときは、それらを画面に描き入れ、その消失点に全ての線を
まとめます。そうすると、そこが決まれば奥行き感と人間の背の高さを理論的に
また、図法的に正確に描くことができるからです。
5. フォーカルポイントを意識的に作ること:
実際の例として、現在開催している世界的に活躍している「板茂展」
2017.4/19~7/16にて展示されている、坂氏のパリ郊外に建設している
「ラ・セーヌ・ミュージカル」の完成予想レンダリング・CGや
特にスイスの時計会社/スイス、ビール/ビエンヌ設計/板茂設計事務所に
見る、レンダリングでは描き手の目の高さとしての横軸の”水辺線”と
縦軸を入れると縦の3分の1と、横の3分の1の交点がフォーカルポイント
になっています。そこに右側の建物の階や窓、街路、人の遠近と背の高さ
が決められています。
高橋 順一
➡高橋順一公式サイト(公開)
https://www.junichitakahashi.info/
早稲田建築AO/サイトアドレス
美大合格塾サイト
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます