早稲田建築AO入試 空間造形力エキスパートコーチ 高橋順一の日記:合格最短の秘密

国内外美大デザイン全科受験指導歴32年約千名累計合格89.9%
洋々早稲田建築AO入試エキスパート16年コーチング

早稲田建築AO入試のドローイングで、”何を描けばいいかわからない。” “そもそもデッサンとは何かがわからない”と悩んでいるきみに必見です!

2019-06-29 09:29:36 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密


「 公立高校出身で専門的デッサンを描いたこともない、
 理系女子の小柄で痩身の、空手部女子高校生が
 入試直前のわずか1ヶ月で突然”アーテイスト”に変身し
 早稲田建築AO入試に合格した、誰にでもできる
   センセーショナルなその方法とは?」




きっとあなたは、日々塾や予備校、あるいは高校の受験対応補講、 受験勉強などで睡眠を3時間とかで毎日追われて、上記のようなA Oや一般入試でのデッサンなどは、考えても見なかったことだと 思う。 ましてや「芸術的建築」「工学的建築」などといわれても、何を求 められているか、さっぱり分からないと言うのが本音かもしれない…

たぶん、いまのきみの気持ちはこういう感じか……。

□どういうドローイング(絵・デッサン)を書いていいのか分からない…….


□そもそも、AO入試で何を求められているか分からない?........
□何を基準に選んでいるか分からない……

□時間内に適切にいかに良い回答ができるかどうか、不安….

□自己PR資料に何を提出したらいいか分からない…….

□いろいろやることが多くて、何をどうすればいいのか、分からない…..

□早稲田建築の「芸術的建築」と「工学的建築」の意味が分からない?.....

□そもそもデッサンとは何かが分からない…….

□立体や建築模型を創るにしても、、何で、どうやって、どのようなものを 創れば良いかわからない…….

□建築家ではなく、ただ建築が好きで、将来建築に携われる仕事に就くのと 世界で活躍する芸術的建築家という、大きな志を持つことを導いてくれるの と、
ただ単に、大学に受かる傾向と対策との違いが分からない…….

□自分が世界で活躍する芸術的建築家としての才能があるか分からない……

□早稲田建築AO入試が目指す「芸術的建築」と「工学的建築」の統合された
「全脳的建築芸術家」©の意味がまったく分からない………..

□学科力だけで何とかなると考えていて、他の優秀なライバルと芸術的才能 を発見して差をつけることができるということを知らなかった□芸術的な立体や建築、絵画における美の基準が全く分からないし、自分の絵 は普通だし絵画的才能はないと思っていた…….







“早稲田建築AO実技入試のデッサンにおける2つの違いとは?”

2019-06-23 16:26:13 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密


美術大学のファインアート系とデザイン系学科入学試験には、専門実技試験である”デッサン”と”色彩感覚”や、”空間や立体感覚”に関する美術における造形表現能力が考査される。

 通常の美術におけるデッサンの専門教育では客観的描写力の訓練から開始する。
3次元の立体物を2次元の紙に描くので、むろん前後の遠近感と光源も自然光と人口等における陰影も影響する。その遠近法における線遠近と陰影における調子と、描画材料の鉛筆と木炭でも陰影の階調と材質による材質感もテイスト(マチエール)が異なるので、それらに対する階調の表現の違いにも精通しなければならない。

 そして、ある距離がある対象物を手許の描画素材の基底素材である紙による材質も、画用紙と木炭紙、あるいは早稲田建築におけるケント紙の材質感や、A3という極めて小さい用紙での想定デッサンという、極めて描画素材と2時間という短い時間制限の実技と描画意図を文章とドローイング・想定デッサン+文章による表現意図という2重制約と前提制限がある。

 想定デッサンは普段から客観的描写によるデッサン力養成の時間が必要になる。人間は見たことも描いた事のないものを描くと、小学生か子供のような稚拙なものになる。通常の石膏デッサンでは1日に同じ対象の石膏を3時間とか、浪人だと6時間くらいで一日一枚描いて、デッサンはまずは膝まで描くと言うのが我々の時代では普通だった。たった1mmでも狂えばアウトであり、計測も当然で常に描いては作品を数メートル離してモチーフのそばに置き、何度も比較するという日々であり、昔は冷房もないし冬は石油ストーブで、木炭デッサンのパンの耳をかじりながらのひたすらデッサンの日々だった。

 しかし、早稲田の建築科AO入試や美大建築でも想定デッサンを出題する大学ももちろんある。素材を支給し構成は自由という大学もあるし、受験生がいる部屋における出題を想定してデッサンせよという美大や、東京芸大のように屋外に出向き、真冬の下で出題された、目の前の建築物をデッサンし透明水彩で彩色と言う「客観的描写力」試験もある。

 対処法は普段から実の廻りの、工業製品や自分の顔や手、あるいは果物や公園や高校の庭の樹木や植物、あるいは花などを遠近法の法則を学び、毎日、自分の目でデッサンするしかない。見たことないものを描くのは抽象的になりイメージの手がかりがないので稚拙な絵になるからだ。夢を描けと言われてすごいリアルにあなたは描けるか?

 私は昔に自分のアートスクールで10数年間、クラシックやジャズ、現代音楽、邦楽などの音楽家を実際に呼んで演奏してもらい、演奏終了後に受験生が描いた絵を受験生自身に音楽家にプレゼンしてもらい、その立場の違いをフィードバックする事を続けた事がある。プロの音楽家は自分の音楽表現がどういう風に聞く側に届いているのかは常に知りたいので、とても感動してくれた。受験生も音楽という異なる隣接分野である音楽という音の芸術家との、一対一の対話にはとても興味があった様子だった。いわゆる【視覚人間による美術という視覚表現芸術】と【聴覚人間の音楽という聴覚表現芸術】との比較を試みた日々でもあり実に多くの発見があった。受験生の持つコアなイメージを表現するという地味な基礎研究の様子を感じた….

実際には美大入試にどのくらい役にたったかは、分からないが版画科、情報デザイン科、芸術学科、基礎デザイン、絵画科などと海外大学の作品ポートフォリオ制作にはとても役にたったと感じた。傾向と対策ではなく自分の亜為と心と直感と感性を信じるという、創造的想像力の開発の原点でもあると感じたからだった。

 いまでは約1000人ぐらい国内と海外美大や社会人をみんな、国内と海外で独身、あるいは双子や共働きで子供を育てながら、国内都会街上場企業デザインやファインアート、コマーシャルフォト、社会派写真家、映像作家、書籍デザイナー、グラフィック、MOMAに永久収蔵のプロダクト、インテリア・ミラノ・サーリネン、イタリア・ボローニャ国際絵本コンクール受賞作家、彫刻家、海外で造形教育や幼児教育専門家、海外と国内で、画家、彫刻家、工芸家、写真家、建築家、大学教員で情報デザインで博士号取得などで活躍している。





















今年、早稲田建築AO入試受験生はこの展覧会を必ず見てください。

2019-06-15 17:46:16 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密





東京国立新美術館 『ウイーン・モダン クリムト、シーレ世紀末の旅』

 この展覧会は早稲田建築AO受験生には必見であり薦めます。理由は以下で述べます。

ヒットラー台頭時代の直前、第一次世界大戦が起こる前の、19世紀末のオーストリア・ハンガリー2重帝国の首都ウイーンデ花開いた世界の文化の中心だった、文化での英国アールヌーボーの影響と独自な様式の美術やインテリア、プロダクトデザイン、都市計画と美しい芸術的建築計画(天才的なルドルフ・ホン・アルト)の、美術館、博物館、市電や駅、コンサートホールなど、近代建築の始祖の図面と完成予想図ドローイングと極めて美しい、数々の建築模型がオーストリアまでいかずに、直に見る事ができる得がたい経験になるので必ず見る事を薦める理由です。


➡ ここからは受験と造形表現力におけるデッサンとは、直接于関係がありませんが、ヒットラーが画家を志望していたことは一般的にはあまり知られていません。国立美術大学の入学試験に何度も落ちた事(実技試験の中で絵画は才能が無いと判定されたが、建築では可と判定)や、彼が求めた第三帝国の都市計画建築も好きなギリシャローマ建築などの嗜好もまた、この時期のウイーン分離派などの影響も多分にあると感じます。この世界文化の中心には精神分析の父のフロイト(ユダヤ人)やユングなどを始め、音楽のシーエンベルグ、絵画では表現主義のオスカー・ココシュカやクリムトの弟子のような天才的な画家のエゴンシーレと、哲学のウイトゲンシュタインなどの、第一次世界大戦前夜のドイツ・ポーランド2重帝国から、世界的に大きな文化的な転換点を体感できる得がたい機会と感じます。この時代にヒットラーが国立芸大に合格していたら、もちろんナチスも出現していない…..

こういう状況で1909年のウイーンに生まれた、マネージメントを発見し構築した天才的な未来経済学者のドラッカーは、実際に「ヒットラーやゲッペルスに取材し、単なる座学や書籍からのペダンチストでなく、ナチスに対する批判論考を出版し発禁処分になり、ナチス突撃隊誕生で英国亡命から、彼は【経済人の終わり】を書いた。これはファシズムから自由を守るという明確な目的を持った「政治本」だがタイトルで結論は、ナチスはユダヤ人抹殺に踏み切り、ソ連と手を組むという未来想定論考だった。これはファシズムと共産主義は水と油で、世界の誰でもがあり得ないと考えていたからだ。これが、ドラッカーをチャーチルが激賞した。そのすぐあとナチスドイツはソ連と不可侵条約を締結し第二次世界大戦が勃発。

ドラッカーの父はフロイトやシュペンター、著名な経済学者ハイエクやトーマス・マンなどと頻繁に交友がり家庭に招いた。ドラッカーはフロイトと4歳で握手した記憶を持つ。こういう19世紀末の時代を正しく活写しているのは、マネージメントの父である「ドラッカー自伝」である。むろん経済学だけでなく、日本の経済界に多大な影響を与えた。また、彼の天才性は日本画における構図や空間表現における論考は秀逸であるし、全ての美術やデザインを専門、あるいは専攻する者にとって日本人ではもはや見えない多大な発見レスポンスがあると確信しています。


日本・オーストリア外交樹立150周年記念
ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道
展覧会ホームページ:https://artexhibition.jp/wienmodern2019/


“受験生から出るよくある質問7: /建築AO入試合格には何をすればいいのか?”

2019-06-12 07:16:27 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
 
“受験生から出る質問7: /建築AO入試合格には何をすればいいのか?”
→受験生から出る質問に受かるために何をすればいいのか?というのがあります。  一言でいうと、あなたがどのような人間で、一人の建築家として生きていくために将来どの......
 

 


“早稲田建築AO入試受験生の多くは、 自分について何をどのように伝えて 良いのかを知りません。

2019-06-05 22:12:22 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
 
6月4日(月)のつぶやき

「正解がないAO入試だからこそ、自分をどのようにアッピールしたらいいかわからない」という質問も良く受けますが、これはふつうに考えてもとても難しい事なのです。なぜかと言うと人の事は良......
 

 


早稲田建築AO入試でよくある質問ー自分をどのようにアッピールしたら良いか分からない...

2019-06-04 20:42:55 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
 
「早稲田建築AO入試でよくある質問-その6;自分をどのようにアッピールしたらいいかわからない」

「正解がないAO入試だからこそ、自分をどのようにアッピールしたらいいかわからない」という質問も良く受けますが、これはふつうに考えてもとても難しい事なのです。なぜかと言うと人の事は良......
 

 



"構図構成法則について"

2019-06-01 11:49:31 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密



西洋美術の世界ではギリシャ時代からルネサンスに優れた建築や彫刻など数多く残されてきたが、大きな建築物全体や庭園、彫刻、絵画などを見ると
非常に優れた構成法が確立されているのが分かる。むろん、いくら建築の異様における外観や内観、あるいは絵画の構成法を知っても表現するイメージを持ち、それを描写するだけの描写力が無ければ、言葉だけでできたらまっつたく芸術性を感じられない、無機的な工業製品やハートが感じられない説明的な絵やデザイン、あるいは彫刻や立体では時間という中で淘汰されてゆく。

建築などを見てももう時代遅れだと感じる建物がわが国では大半印象を持ちます。フランス、イタリア、英国などを旅して見ても街を歩いても建物は古くからのい石づくりやレンガといった経年変化そのものが持つ時間が経過しても美しい、まさに"タイムアート"の価値観が、ビンテージの家具や、車、ワイン、ファッション、バッグ、LPレコ−ド、雑貨などに価値を見いだす文化に流れる美しい考え方は日本の古い時代の工芸品などを愛でる美と似ている美学と言えます。

 また公園などにも彫刻が配置され芸術と都市計画が調和している。我が国では幼児用の遊具や少ない草花ぐらいだ。電車で郊外線を利用しても都市計画を始め、英国やフランス、イタリアでもパリやロンドン、ミラノやローマなどを少し離れると流れる小川や放牧された牛や馬そして羊などの風景を車窓から見ると我が国の屋外看板もなく、本当に村を訪れても流れる小川の水や鳥が浮かび、きれいさや建物も中世そのものの景色が目の前にあるのを見ると、本当に環境に対して破壊すると元に戻せない無形の価値を知る姿勢を感じます。

今回のテーマに戻ると、基本は”左右対称法”と”非対称法”があります。ギリシャ神殿やホワイトハウス、クレムリン宮殿、ルーブル美術館、オルセー美術館、メトロポリタン美術館、大英博物館などはギリシャ建築などに見るような列柱建築で”左右対称法”ですね、日本の古代建築も伊勢神宮や出雲大社などもやはり安定した左右対称ですね。権力や権威を表すにはそういう様式が求められたといえます。

ルネサンスからは動的な構図や構成法が現れてきますが、絵画などは本当に左右対称法だと動きがなくなるので、少し左右のバランスを意図的にはずしたような構図がでてきます。受験生の最初の頃の勉強ではなかなか、構図までは余裕がないかも知れませんが、ただ適当な大きさで絵を描いたり、適当な立体構成を創ると、すぐに「変な形でバランスがないなあ、」とか、まったく平らな小学生みたいな絵になると、さすがに自分でもまずいとわかると思いますので、最初は描く対象を良く観察してデッサンするのを習慣にしてください。

ボクサーを断念した安藤忠雄やラクビーを断念した坂茂さんなども、建築をめざした若いときに美大系受験予備校やデッサン教室に通ってデッサンの基礎を学んでいます。