
NO.5「アーテイストへの変身とドローイングスキルの修得」”
第一に前に話した、アインランドの”水原”を読む事で
意識が完全に「建築芸術家」に変身できるだろう。
第2にドローイングスキルを学ぶ。美大は各専攻でデッサン
(客観的描写)力をベースに、ファインアート(純粋芸術系)
絵画(油絵、日本画)もデザイン系でも、それに加えて色彩表現
を学ばねばならない。
立体系はファインアート(純粋芸術系)彫刻、工芸とデザイン系
インテリア、プロダクト、建築、環境、などがあるが、立体造形
の形体デッサン力(彫塑、立体構成)を学ばねばならない。
第3に情報デザイン系や早稲田建築AO入試のドローイングは
主に”アイデアスケッチ力”の修得を目標とするが、建築という
分野なので、立体造形としての外観/意匠の表現力と、内観(空間)
を描くことが仕事になるので、
やはり基本的な遠近法である、外観における2点透視・遠近図法と
内観を描く1点透視・遠近図法の基本とスケッチできる表現力が
最低必要である。私は今まで建築完成予想図で一番美しい
レンダリングはフランクロイド・ライトの、落水莊やグッゲンハイム
美術館があげられる。大学入学後はコンピュターやキャドでの作業
に移行すると思うが、最初に自分の頭の中に浮かぶイメージを描くのは
やはり、アートやデザインという創造的な仕事は、自分の手で描く事
からスタートするのが、真理である。だから、建築科を受験するにせよ
美大を受験するにしろ、やはり、対象を良く観察して描く事から、大自然に
おけるさまざまな生き物の形体や素材の質感、生命観などから美的で普遍的
なインスピレーションを受け、まったく新しい創造物をつくることが
芸術家である仕事への最初の一歩であると言える。
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