早稲田建築AO入試 空間造形力エキスパートコーチ 高橋順一の日記:合格最短の秘密

国内外美大デザイン全科受験指導歴32年約千名累計合格89.9%
洋々早稲田建築AO入試エキスパート16年コーチング

「安藤忠雄挑戦展」に行ってみた印象と感想報告….

2017-09-28 17:36:52 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

 

「安藤忠雄挑戦展」に行ってみた印象と感想報告….

 

新国立美術館 六本木 9/27〜12/18 

10時〜18時 (金・土は10時〜20時)火曜休館

 

 会場は広く撮影は禁止だが、”光の教会の実物大模型と言うべきか

巨大なインスタレーションは見ものでここと”直島のプロジェクト”の半球状の展示だけは撮影可。

 最初の建築計画のアイデアである、”マスタードローイング”から建築図面、建築模型、完成時の内観と外観、施工工程なども小型の端末で映像表示されていて、建築年度や時系列のパネルもありとても分かり安く、大型の建築プロジェクトだと付近の形状も建築模型としてどういう環境での建築かも極めて分かりやすく展示されている。

 自身のアトリエは本棚や本の配置の大型写真と部屋型の展示で臨場感もあると感じた。

 現在建設が進行中のフランソワ・ピノ−財団のパリ穀物取引所跡の現代美術館は大型建築模型でコンクリート壁は安藤忠雄氏が”住吉の長屋”時代から模型でも本物のコンクリート壁を使用して材質感を直に感じる。

 同様のベネツイアの現代美術館「プンタ・デラ・ドガーナ」の30分の1スケールの木製建築模型とともに、記録映像での施工工程まで早送りで撮影記録され思考過程がそのまま、アイデアドローイングから建築図面、建築模型、記録映像が時系列で分かり安く展示されている。

 大学建築科に学ぶ学生はもちろん、来月早稲田建築AO入試を受験する受験生、明治、東京理科大、都市大学、横浜国大、武蔵野大学などのAO入試を受ける人は必見です。

 安藤忠雄氏の空間や環境、都市空間、文化、伝統などに対する一人の総合芸術としての建築家として、内面的価値観を余すことなく全力で自身の力と左脳と右脳を統合して、大学で学ぶという道ではなく独学で建築に挑戦してきたまさしく今回のタイトルの「挑戦」とという元プロボクサーで格闘家の闘志を見せてくれる、壮観な展覧会であると感じた。

 ご自身もまた身体の臓器をさまざまに摘出されて、ノーベル賞受賞者で京大の中山先生とともに医学のために資金協力し、さまざまな子供に対して、図書館の設立を援助され多方面で社会に貢献されている姿勢も、見事な仕事師としての生き様を歩まれている。

 これから我が国の建築を目指す若き建築受験生全員に、是非とも見てもらいたい建築展覧会で100%推薦したい。今年はジャコメッテイ展やミュッシャ展など非常に優れた展覧会が多くあったが

今年の後半の展覧会の白眉とも云える優れた企画であると私自身は感じた。

 

 

高橋 順一

 

 

 

 

 


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