「食在広州」＝「厄在広州」と、クロスインフェクション

> ひとつ気になっていることがあります。
> 広東省在住の法○功のメンバーのＳＡＲＳ感染はどの程度なんでしょうね？？
> ＨＰを覗いたものの、読めなくて（笑）
> 単なる個人的な関心事なんですが・・・
　
masumiさん．．．オ○ムのサリン事件思い出してませんか（笑）
　
「バイオテロ」説も早くから出てたみたいですね。根拠は不明ですが、その可能性はいち早く否定されていました。また「中国が秘密裏に開発していた生物兵器が外部に漏れたのでは」との噂もありました。香港に持ち込んだ広州の医学教授が専門医だった事もあって、噂が噂を呼んで．．．結局例によって事実は藪の中。
　
ワタシも一応、この医学教授による「故意」説を最初考えてたんですが（特定のケースだけ異様に感染力が強いので、ワザとパワーアップさせた後、バイオ自爆テロリストとして来港、とか（笑）もっとも医療関係者には、この辺の説はあんまり人気（？）ないですね。やっぱH5N1（トリのインフルエンザ）の時のように、これまでになかった病気がヒトに感染する突然変異と同じで、動物・人間間を含むクロスインフェクション、野生動物の密輸、異様な食嗜好による動物飼育の異常環境、環境破壊など、生態系に影響を及ぼすような長年の悪習慣が原因ではないかと思います。
　
まさに「食在広州」＝「厄在広州」
　
ちなみに、くだんの医学教授は（一応、身内の結婚式で来港したらしいが）
　
・専門家であること
・流行の中心地で自ら治療に当たっていたこと
・当時、治療チームの中で感染せずに残っていた最後の医者であること
・香港で発病、入院した際に、病院の医療従事者に感染の可能性を警告したこと、隔離した方がいいと生前伝えていたこと
　
などを考えると、テロ説は殆ど考えられなくなりましたが、もしかしたら、中央政府自ら隠蔽への圧力をかけてきて、広東省の医療最前線では危険性がわかっていたにも関わらず、どうしようもなかったため、あえて香港に来て、口から生まれて来た香港の同胞が喉も裂けよとばかりに大騒ぎしてくれるのを期待してたのかなあ、とも思います。
　
事実はともあれ、実際にその通りになったわけですが（哀）