見張られている。
このところ監視の目はいっそう厳しさを増し、24時間態勢となったようだ。油断は禁物だ。
私がここに来る時は常に、ドアを固く閉ざし、完全に外界から遮断してしまう。ひっそりと息をひそめているにもかかわらず、奴等には全てお見通しであるかのようだ。ドアを引っ掻くような無気味な音が聞こえるのは、空耳なのか。これは全て私の妄想なのだろうか。
もう駄目だ、いくら何でもずっとここにいるわけにはいかない、思い切ってドアを開けてみると、そこには...
ギャアアアアア。白と黒のもの(ルイス)と、白と茶色のもの(スポ)が。むひょー、いつもいつもいつも、元気だね。元気っちゅうか、興奮過多っちゅうか、覚*剤でもやっとるんかオドレら。
ったく、かなわんのう。イデオ君のように、アクティブ&スポーティー&ナイスバディのお嬢さんならともかく、あたしゃあ生まれた時から動くの嫌いなんだよ。せっかく「アレ書こう!ポン」と思っても、君たち散歩に連れてって、ついでにアイスの買い食いしたりなんかして、帰って来て「アッチィ」なんちゃってシャツ脱ぎ捨て、緑いっぱいのお庭を見渡しながら、裸足になって、ベランダでアシ投げ出して、爽やかな風に吹かれつつ新聞めくるその姿はまるで森の子鹿のよう?
あ、足の爪、伸びてる、なんつって、いきなり爪切り出すあたりジジイモードだが。手の爪はちょっとでも伸びてるとイライラすっから、週に3回は必ず切るんだけど。ええと。
また長時間アクセスしないでいるとNOREO君が心配(期待?)にウチふるえてるかも知んないので、まーさっさとやるか、これ。
何だか朝読んだニュース、既に忘れちまってるけど、取り急ぎ新聞(3紙)かき集めつつ、今朝のヘッドラインです:
<東方> 吉之島(ジャスコ)に脅迫電話「爆弾しかけたぞ金よこせ」
...これ。東方には悪いんだけど、見るからにガセネタ。いやーガセまではいかないかもしんないけど、別にどって事ないとしか思えん、被害も全然なかったし、思わせぶりな一面の写真ですら、なんか勝手に写ってる人にマルなんかつけてるだけだし、警備員さんが一人、ぽよ~ん、と立ってるだけだし。全然いつもと変わんねえんじゃねえ?
しょうがねえな、「東方が」なんつってるか一応紹介。昨日午後1時55分(なんでそんなに細かくわかるんだろう)、吉之島屯門店に匿名で電話があり、店内に爆弾を仕掛けたので50万ドル用意しろと言ったとか。
続く2時6分(だから、なんでそんなに細かくわかるんだ)、再び男から電話があったため店側は警察に通報、厳重な警戒態勢をとるものの、その後、男は連絡を絶ってしまった...
ホントか? ホントにホントにホントか、それ?
いや別にどっちでもいいんだけどよ、ジャスコなんて、ま、どうせなら日本人が沢山ウロウロしとるクォーリーベイ店でも狙ったら、なんてチラッと思ったりはしたけど、オットそれはさておき、何でまたこんなにも疑いのマナザシで見てしまうかと言うと、それは昨日新たに始まった「新聞値下げ戦争」のため。
結局、ジョン・フォックスは「太陽報」を買って来てくれませんでした。但し、昨日に限って言えば、それは彼の動作が余りにもノロいからとか、そういう理由ではなく、たとえ町中に住んでおる皆さんであろうと、かなり苦労したようです、手に入れるのに。
何しろ2ドルですからな、話題性も手伝って、売れるわ売れるわ大人気、朝もはよから売り切れ店続出。二大大衆紙のひとつ、蘋果日報(Apple Daily)はスバヤく5ドルから3ドルに値下げしましたが、健闘ムナしく売れ行きガタ落ち。もっともご本人(蘋果の記事)の弁によれば「<蘋果>今加印至60萬[イ分]應需求」との事ですが。
その他、昨日特別付録としてお年玉(利是)袋をつけた新報(Hong Kong Daily)は、運が良ければ20ドルが当たる!と言う訳で、欲に目のくらんだ人々、もとい、お祭り好きの賑やかな香港市民の皆様にも人気だったようです。
あ、昨日またエエ加減な事をお伝えしてしまいましたが、この「太陽報(The Sun)」、やっぱり東方日報(Oriental Daily)の姉妹紙だそうです。そうだよな、でなきゃ、わざわざ紙面に広告載せたりしねえよな。しかし、4ドルのお値段据え置きの東方、これまでは全港一の王座の地位を誇っておったのですが、タッタ1日で売上は悲惨なまでにダウン(ところで、実際の各紙の部数はわかんないのよ、今まだ社外秘?)、たとえ身内だろうとそりゃ面白くないでしょうな、今日はそのニュース、全く取り上げておりません。ハハハ。アタシがいるからさ、がんばってな、ま。わーこれで寝坊してもラマで買えるようになったぞっと。ホクホク。
ところで。前々から「蘋果日報(アップル・デイリー)」の事をパソナプレス系の日本語メディアでは「林檎日報」とか「りんご日報」とか書いてるのが、私気になって気になって気になって。なんで? わざわざ翻訳調にする必要、ねえじゃん。それとも「蘋」の字、ウィンドウズだとバケるのか? もしそうなら、ちょっと誰か教えて。でも香港人のエリスさんも「林檎日報」って書いてたからなあ、む。
じゃあ、その蘋果だか林檎だかも、ヘッドラインとは別のニュース紹介しちゃったついでに(ホントのヘッドラインは「原因不明の頭痛を苦にした16歳女子高生、飛び降り自殺」)、もう1紙、私が今日かろうじて買えたスタンダード(英文虎報 Hong Kong Standard)も、昨日ポルトガルのホルヘ・サンパイオ(Jorge Sampaio)大統領と、中国の銭其シン(錢其[王+深つくり] Qian Qichen)副首相(副総理 Vice-Premier)がマカオで会談したってえヘッドラインはトットと飛ばしまして、こちら: <HKS> 「シンセンで女かこったヤツには強制労働の跋ぢゃ」
ほほう。罰金だけでなく、強制労働と来たか。しかしこれ、判断が難しいところですな。記事では「Hong Kong people caught patronising prostitutes...」となっとりまして、ま、要は「プロ」のおねえちゃん相手の場合なんですが、最初は売春(援助交際含む?)でも、付き合っとるうちに愛が芽生えたりして、相手の女性が足洗ってしまえば、そこはそれ、大人と大人の付き合いですから。
あ、ところでスタンダードでは「Hong Kong people」になっとりますけど、やっぱこれ、昨日の朝刊(だっけ?)で朱鎔基サマが吼えておったように、日本人だろうと、九州男児だろうと、秋田県人だろうと、全ての皆サマに適用されると思いますので。えーと、一夜限りの場合については、書いてないのでどうなるかわかりませんが、ま、シンセンと言えば中国本土、くれぐれもご注意召されよ。
このところ監視の目はいっそう厳しさを増し、24時間態勢となったようだ。油断は禁物だ。
私がここに来る時は常に、ドアを固く閉ざし、完全に外界から遮断してしまう。ひっそりと息をひそめているにもかかわらず、奴等には全てお見通しであるかのようだ。ドアを引っ掻くような無気味な音が聞こえるのは、空耳なのか。これは全て私の妄想なのだろうか。
もう駄目だ、いくら何でもずっとここにいるわけにはいかない、思い切ってドアを開けてみると、そこには...
ギャアアアアア。白と黒のもの(ルイス)と、白と茶色のもの(スポ)が。むひょー、いつもいつもいつも、元気だね。元気っちゅうか、興奮過多っちゅうか、覚*剤でもやっとるんかオドレら。
ったく、かなわんのう。イデオ君のように、アクティブ&スポーティー&ナイスバディのお嬢さんならともかく、あたしゃあ生まれた時から動くの嫌いなんだよ。せっかく「アレ書こう!ポン」と思っても、君たち散歩に連れてって、ついでにアイスの買い食いしたりなんかして、帰って来て「アッチィ」なんちゃってシャツ脱ぎ捨て、緑いっぱいのお庭を見渡しながら、裸足になって、ベランダでアシ投げ出して、爽やかな風に吹かれつつ新聞めくるその姿はまるで森の子鹿のよう?
あ、足の爪、伸びてる、なんつって、いきなり爪切り出すあたりジジイモードだが。手の爪はちょっとでも伸びてるとイライラすっから、週に3回は必ず切るんだけど。ええと。
また長時間アクセスしないでいるとNOREO君が心配(期待?)にウチふるえてるかも知んないので、まーさっさとやるか、これ。
何だか朝読んだニュース、既に忘れちまってるけど、取り急ぎ新聞(3紙)かき集めつつ、今朝のヘッドラインです:
<東方> 吉之島(ジャスコ)に脅迫電話「爆弾しかけたぞ金よこせ」
...これ。東方には悪いんだけど、見るからにガセネタ。いやーガセまではいかないかもしんないけど、別にどって事ないとしか思えん、被害も全然なかったし、思わせぶりな一面の写真ですら、なんか勝手に写ってる人にマルなんかつけてるだけだし、警備員さんが一人、ぽよ~ん、と立ってるだけだし。全然いつもと変わんねえんじゃねえ?
しょうがねえな、「東方が」なんつってるか一応紹介。昨日午後1時55分(なんでそんなに細かくわかるんだろう)、吉之島屯門店に匿名で電話があり、店内に爆弾を仕掛けたので50万ドル用意しろと言ったとか。
続く2時6分(だから、なんでそんなに細かくわかるんだ)、再び男から電話があったため店側は警察に通報、厳重な警戒態勢をとるものの、その後、男は連絡を絶ってしまった...
ホントか? ホントにホントにホントか、それ?
いや別にどっちでもいいんだけどよ、ジャスコなんて、ま、どうせなら日本人が沢山ウロウロしとるクォーリーベイ店でも狙ったら、なんてチラッと思ったりはしたけど、オットそれはさておき、何でまたこんなにも疑いのマナザシで見てしまうかと言うと、それは昨日新たに始まった「新聞値下げ戦争」のため。
結局、ジョン・フォックスは「太陽報」を買って来てくれませんでした。但し、昨日に限って言えば、それは彼の動作が余りにもノロいからとか、そういう理由ではなく、たとえ町中に住んでおる皆さんであろうと、かなり苦労したようです、手に入れるのに。
何しろ2ドルですからな、話題性も手伝って、売れるわ売れるわ大人気、朝もはよから売り切れ店続出。二大大衆紙のひとつ、蘋果日報(Apple Daily)はスバヤく5ドルから3ドルに値下げしましたが、健闘ムナしく売れ行きガタ落ち。もっともご本人(蘋果の記事)の弁によれば「<蘋果>今加印至60萬[イ分]應需求」との事ですが。
その他、昨日特別付録としてお年玉(利是)袋をつけた新報(Hong Kong Daily)は、運が良ければ20ドルが当たる!と言う訳で、欲に目のくらんだ人々、もとい、お祭り好きの賑やかな香港市民の皆様にも人気だったようです。
あ、昨日またエエ加減な事をお伝えしてしまいましたが、この「太陽報(The Sun)」、やっぱり東方日報(Oriental Daily)の姉妹紙だそうです。そうだよな、でなきゃ、わざわざ紙面に広告載せたりしねえよな。しかし、4ドルのお値段据え置きの東方、これまでは全港一の王座の地位を誇っておったのですが、タッタ1日で売上は悲惨なまでにダウン(ところで、実際の各紙の部数はわかんないのよ、今まだ社外秘?)、たとえ身内だろうとそりゃ面白くないでしょうな、今日はそのニュース、全く取り上げておりません。ハハハ。アタシがいるからさ、がんばってな、ま。わーこれで寝坊してもラマで買えるようになったぞっと。ホクホク。
ところで。前々から「蘋果日報(アップル・デイリー)」の事をパソナプレス系の日本語メディアでは「林檎日報」とか「りんご日報」とか書いてるのが、私気になって気になって気になって。なんで? わざわざ翻訳調にする必要、ねえじゃん。それとも「蘋」の字、ウィンドウズだとバケるのか? もしそうなら、ちょっと誰か教えて。でも香港人のエリスさんも「林檎日報」って書いてたからなあ、む。
じゃあ、その蘋果だか林檎だかも、ヘッドラインとは別のニュース紹介しちゃったついでに(ホントのヘッドラインは「原因不明の頭痛を苦にした16歳女子高生、飛び降り自殺」)、もう1紙、私が今日かろうじて買えたスタンダード(英文虎報 Hong Kong Standard)も、昨日ポルトガルのホルヘ・サンパイオ(Jorge Sampaio)大統領と、中国の銭其シン(錢其[王+深つくり] Qian Qichen)副首相(副総理 Vice-Premier)がマカオで会談したってえヘッドラインはトットと飛ばしまして、こちら: <HKS> 「シンセンで女かこったヤツには強制労働の跋ぢゃ」
ほほう。罰金だけでなく、強制労働と来たか。しかしこれ、判断が難しいところですな。記事では「Hong Kong people caught patronising prostitutes...」となっとりまして、ま、要は「プロ」のおねえちゃん相手の場合なんですが、最初は売春(援助交際含む?)でも、付き合っとるうちに愛が芽生えたりして、相手の女性が足洗ってしまえば、そこはそれ、大人と大人の付き合いですから。
あ、ところでスタンダードでは「Hong Kong people」になっとりますけど、やっぱこれ、昨日の朝刊(だっけ?)で朱鎔基サマが吼えておったように、日本人だろうと、九州男児だろうと、秋田県人だろうと、全ての皆サマに適用されると思いますので。えーと、一夜限りの場合については、書いてないのでどうなるかわかりませんが、ま、シンセンと言えば中国本土、くれぐれもご注意召されよ。