ゾンビです。皆さん、こんにちは。
住人ならではのラマ島情報をお送りしたいところですが、写真は、管理人のMOTOさんのページに充実したのがあるし、有名らしい鳩料理店も知らなかった、という頼りなさ。
なんだかとっても役に立ちそうにありませんが、とりあえず私の数少ない経験のひとつ、「香港で犬に噛まれるとどうなるか」を今回ひとつ。
噛まれたのは、去る6月中旬、近所のちょっと気の荒い犬が、うちの犬に飛び掛かってきて、運悪く間に立っていたので、ガブっと。たまたま土曜日の夜だったんですが、ラマ島の診療所は、土曜の午後・日曜祝日はやっていないので(緊急時にはヘリが来ます)、痛かったんですが、とりあえず自分で適当に消毒して、ホッておきました。
心配しつつも、月曜日、ちょっと良くなって来たような感じだったので、その日も行かず。やっと火曜日になって「街まで薬を買いに行くよりは、近くて安い」というだけの理由で、かる~い気持ちで、地元の診療所に行ったんです。
初診だったので、一般的な健康状況を聞かれた後、「さて、どうしました」「いや、実は犬に」と言ったら、さあ大変。噛まれた時の状況、犬および飼い主は、わかっているかどうか等々 、詳しく聞かれ、消毒・包帯だけして「キミ、次のフェリーで直ちにクイーンメアリーに行きなさい」と言われました。公立の、総合病院ですね。
更に、警察にもレポートするように言われました。その時は、3日も経っていたので、まず病院が先決、と、猶予を与えてくれたんですが、実は、飼い主も犬も、顔見知りは顔見知りだけど、名前・連絡先は、探さないとちょっと、という状況だったので、わかっているのは「茶色、長毛、中型から大型の間ぐらい」というだけ。その条件に該当しそうな犬は、この辺だけで、何十匹もいる。ま、まさか、犬狩りされて、罪もない犬まで捕獲されてしまうんじゃ...と思うと、とてもじゃないですが、届け出なんかしたくなかったです。
小さいお子さんをお持ちの方は特に「そんな、無責任なことじゃ困るんだよ」と思われるかもしれませんが、香港の犬は、予防注射・登録義務(首の後ろにマイクロチップを埋め込みます)はあるものの、飼い犬でも、登録していない犬も結構います。登録は、飼い主の情報と、予防注射の有無がわかるようにするため、同時でないと出来ないので、なかなかタイミングも大変です。
警察への届け出は、後で聞いたら「あなた(噛まれた人)次第です」ということで、犬の所在がはっきりすれば、しなくてもいいそうです。
ともあれ、医者のカルテのようなものを持たされ、クイーンメアリーの急患用(急症室 A&E Department)に行き、血圧・体温計測しながら破傷風の予防注射の第1回目を打たれ、しばし待った後、医者の問診、また状況説明、狂犬病の予防注射の第1回目。傷は、縫う筈だったんですが、ちょっと膿みが出ていたので、待つことになりました(結局、縫わないうちに治りました)。
長くなってしまいますので、後は要点だけにします。狂犬病の予防注射は、噛んだ犬が予防注射を受けていることがはっきりするまで、計5回必要(私は2回打ったところで、発見) 。 相当腕が重~くダル~くなるので、腕が商売の方は、決して噛まれないように。
破傷風は、ワクチンをすでに受けている人は、必要ありません。私は、日本で3種混合が始まる前の生まれなので、やってもらいました。これは、犬に関係なく、香港ではやっておいた方が絶対いいと思います。全部で3回、2回目は6週間後、3回目は6ヶ月後。この間、2回目を地元の診療所でやってもらったら、タダでした。
印象的だったのは、何かと医療過誤が問題になる香港の病院ですが、ラマの診療所も、クイーンメアリーも、非常に説明がしっかりしていたこと。近年、日本でも重要視されるようになった「インフォームド・コン
セント」っていうヤツですね。 とりあえず、ドクターによれば「過去10年、香港では狂犬病は1件も報告されていない」とのことです。 看護婦さんも、注射や消毒、全部分業で、皆さんテキパキしていて、もう、お任せ、という感じで結構感動して帰ってきました。
狂犬病は、中国語では「瘋狗症」、英語では「Rabies」
破傷風は、「破傷風」「Tetanus」だそうです。
最寄りの診療所などに行けば、衛生署が発行しているパンフレットがあると思います。猫からも感染します。
余談ですが、ラマは田舎で、庭つきの家が多いせいか、処分されそうになって、貰われてきた犬が多いです。犬捨て情報が入ると、島中をかけめぐります。今はみんな幸せそうですよー。
住人ならではのラマ島情報をお送りしたいところですが、写真は、管理人のMOTOさんのページに充実したのがあるし、有名らしい鳩料理店も知らなかった、という頼りなさ。
なんだかとっても役に立ちそうにありませんが、とりあえず私の数少ない経験のひとつ、「香港で犬に噛まれるとどうなるか」を今回ひとつ。
噛まれたのは、去る6月中旬、近所のちょっと気の荒い犬が、うちの犬に飛び掛かってきて、運悪く間に立っていたので、ガブっと。たまたま土曜日の夜だったんですが、ラマ島の診療所は、土曜の午後・日曜祝日はやっていないので(緊急時にはヘリが来ます)、痛かったんですが、とりあえず自分で適当に消毒して、ホッておきました。
心配しつつも、月曜日、ちょっと良くなって来たような感じだったので、その日も行かず。やっと火曜日になって「街まで薬を買いに行くよりは、近くて安い」というだけの理由で、かる~い気持ちで、地元の診療所に行ったんです。
初診だったので、一般的な健康状況を聞かれた後、「さて、どうしました」「いや、実は犬に」と言ったら、さあ大変。噛まれた時の状況、犬および飼い主は、わかっているかどうか等々 、詳しく聞かれ、消毒・包帯だけして「キミ、次のフェリーで直ちにクイーンメアリーに行きなさい」と言われました。公立の、総合病院ですね。
更に、警察にもレポートするように言われました。その時は、3日も経っていたので、まず病院が先決、と、猶予を与えてくれたんですが、実は、飼い主も犬も、顔見知りは顔見知りだけど、名前・連絡先は、探さないとちょっと、という状況だったので、わかっているのは「茶色、長毛、中型から大型の間ぐらい」というだけ。その条件に該当しそうな犬は、この辺だけで、何十匹もいる。ま、まさか、犬狩りされて、罪もない犬まで捕獲されてしまうんじゃ...と思うと、とてもじゃないですが、届け出なんかしたくなかったです。
小さいお子さんをお持ちの方は特に「そんな、無責任なことじゃ困るんだよ」と思われるかもしれませんが、香港の犬は、予防注射・登録義務(首の後ろにマイクロチップを埋め込みます)はあるものの、飼い犬でも、登録していない犬も結構います。登録は、飼い主の情報と、予防注射の有無がわかるようにするため、同時でないと出来ないので、なかなかタイミングも大変です。
警察への届け出は、後で聞いたら「あなた(噛まれた人)次第です」ということで、犬の所在がはっきりすれば、しなくてもいいそうです。
ともあれ、医者のカルテのようなものを持たされ、クイーンメアリーの急患用(急症室 A&E Department)に行き、血圧・体温計測しながら破傷風の予防注射の第1回目を打たれ、しばし待った後、医者の問診、また状況説明、狂犬病の予防注射の第1回目。傷は、縫う筈だったんですが、ちょっと膿みが出ていたので、待つことになりました(結局、縫わないうちに治りました)。
長くなってしまいますので、後は要点だけにします。狂犬病の予防注射は、噛んだ犬が予防注射を受けていることがはっきりするまで、計5回必要(私は2回打ったところで、発見) 。 相当腕が重~くダル~くなるので、腕が商売の方は、決して噛まれないように。
破傷風は、ワクチンをすでに受けている人は、必要ありません。私は、日本で3種混合が始まる前の生まれなので、やってもらいました。これは、犬に関係なく、香港ではやっておいた方が絶対いいと思います。全部で3回、2回目は6週間後、3回目は6ヶ月後。この間、2回目を地元の診療所でやってもらったら、タダでした。
印象的だったのは、何かと医療過誤が問題になる香港の病院ですが、ラマの診療所も、クイーンメアリーも、非常に説明がしっかりしていたこと。近年、日本でも重要視されるようになった「インフォームド・コン
セント」っていうヤツですね。 とりあえず、ドクターによれば「過去10年、香港では狂犬病は1件も報告されていない」とのことです。 看護婦さんも、注射や消毒、全部分業で、皆さんテキパキしていて、もう、お任せ、という感じで結構感動して帰ってきました。
狂犬病は、中国語では「瘋狗症」、英語では「Rabies」
破傷風は、「破傷風」「Tetanus」だそうです。
最寄りの診療所などに行けば、衛生署が発行しているパンフレットがあると思います。猫からも感染します。
余談ですが、ラマは田舎で、庭つきの家が多いせいか、処分されそうになって、貰われてきた犬が多いです。犬捨て情報が入ると、島中をかけめぐります。今はみんな幸せそうですよー。