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Re: 何清漣著、中国的陥穽の日本語版

2003-01-12 01:29:00 | [ML] china-ml
こんにちは。フォックス淳子@香港です。冒頭からアレですが、私の三大お気に入り暴れん坊(孝くん、亨くん、和彦様)が揃いも揃って「まるく」なってしまったような気がしてならない。香港のヘンな女がヘンなこと言うせいだろうか(ぶつぶつ) 昨年は一挙に、酒井さん&小池さんとのご対面を果たしたので、残るは石田氏のみ。あ、独り言です(長いよ)

[china 7627] 何清漣著、中国的陥穽の日本語版


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来ました。私が台湾に行って(新竹の色男と高雄に遠征したり謝長廷市長ビビらしたり夜市のオバチャンと喧嘩してたりし)た間に。

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中国 繁栄に危うさ 中国発禁本の著者来日、何清漣氏に聞く
(産経朝刊 2002.12.05)

中国経済が抱える矛盾を突く自著が国内で発禁本となり「政治亡命」した米国から来日して日本語版を刊行した中国人女性経済学者の何清漣(か・せいれん)氏が、四日までに都内で産経新聞の単独取材に応じ、繁栄の陰に潜む中国経済の危うさを語った。何氏は中国の繁栄は見せかけにすぎず、現在の経済政策は一部の特権階層が権力を利用して富を得る「権力の市場化にすぎない」と酷評。「腐敗、汚職が蔓延する中で貧困層の不満は沸点に近づいている」と強調した。(長谷川周人)

◆社会保険も「空口座」 経済の矛盾構造批判

何氏は一九九七年、一党独裁体制下で進む市場経済化が招く貧富格差や、国有資産の流出などの問題点を分析した「中国の陥穽」を香港で出版した。翌九八年には内容を一部削除した「現代化の陥穽」を中国国内で刊行し、海賊版を含め三百万部を売るベストセラーとなった。

ところが、その後に書いた急進的論文「現代中国の社会構造変遷についての相対的分析」を当局が問題視。著書は発禁本とされ自身は国家安全部の監視下に置かれたため、米国への事実上の政治亡命に踏み切った。日本語版の「中国現代化の落とし穴」(草思社)の出版について何氏は「中国になだれ込む日本企業にも中国経済の実態を知ってほしい」とした。

会見で何氏は、まず十一月上旬に開かれた中国共産党第十六回大会は「権力継承のセレモニーにすぎない」と評価。党総書記に就任した胡錦濤氏を核とする第四世代の集団指導体制下でも、一部の特権階層が利益を独占して政治腐敗や国有資産の不正流出を招く中国の経済矛盾は温存される、と指摘した。

何氏はさらに「15%の権勢者が権力を利用して85%の富を独占している。不満を鬱積させた残る85%の大衆はいずれ富を暴力で奪い返すだろう」と警告。労働者ら三百人以上が参加する反政府デモは中国全土で年間一万件以上発生しているとし、貧富格差が拡大して汚職や腐敗が横行する中、貧困層の不満は危険水域に近づいているとの認識を示した。

一方、日系企業などが中国人労働者を雇用した場合、養老保険など四つの社会保険を企業が積み立てる「四金」制度に基づいて労働賃金の四割程度を社会保険料として負担しているが、何氏は「口座は名義だけで積み立て実態はないに等しい」と指摘。これを中国では「空口座」と呼び、不正流出したとみられる積立金の総額は「三年前に千億元(約一兆五千億円)に達した」と暴露した。

また、政治の民主化とメディア開放こそ中国を「真の強国とする一歩」と主張する何氏は、台湾の民主化路線について「与党批判をも受け入れる言論の自由を認めており大陸も学ぶべきだ」と指摘した。

今後の活動に関しては、当局の宣伝機関である現在の中国メディアの全容を明かし「中国紙が伝えるウソを見破る方法について書きたい」と話した。

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何清漣氏 56年、湖南省生まれ。湖南師範大卒。上海復旦大で経済学修士号取得。深[土川]法制日報編集者などを歴任。98年に香港版に続く「現代化の陥穽」を中国で出版。しかし、当局の圧力を受け同書も発禁扱いとなり01年、米国に実質的に亡命。現在、ニューヨーク在住。

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Junko FOX

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