気の向くままに junne

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その様な人生を追及しています

'15. ドイツ・カップ、 ヴォルスブルク優勝

2015年05月31日 | なでしこ

ヴォルスブルク優勝

 日本時間の早朝に行われた為に、眠気を抑えながらTV観戦していたのですけれど、世界のレベルを目の当たりに出来たという事で、その甲斐は十分にありました。

 結果、2-1でドルトムントを逆転で破りヴォルクスブルクが、クラブ設立70年と云う節目に勝利しました。

 日本の J・リーグの及ばない所がはっきりと見て取れたのは、「なでしこ」にも共通しているのですが、セカンド・ボール(ルーズ・ボール)を奪いに行く姿勢が目立っていたという事ですね。先を予測して奪いに行けるポジショニングをとっている点です。これは日本の各選手に共通して言える事です。これは学ばねばならない事です。

 そしてもう一つ挙げるとすれば、トラップの技術ですね。日本人選手の殆どはパスを受けるとそのボールが身体から凡そ1m先に落ちます。それでもいい場合も有りますけれど、それだとボールを追い駆けて次の動作に入らなければなりません。無駄な動作です。パスを受けた後にどうするのか解っていない選手が多すぎますね。理想的には、パスを受けたらダイレクトにパスを出して繋ぐとか、走り始めるとかしなければなりません。それが出来ないのは周りが見えていないからでしょう。誰が何処に居て、何処へボールを出したらいいのか瞬時に考えられないのです。チームとしての意識の共有が出来ていない為でしょう。その辺りが日本チームのレベルの低さに他なりません。海外のトップ・クラスの試合を観ていると、それが良く判ります。

 致命的な欠点は、これは肉体的なもので仕方のない事ですけれど、高速ドリブラーがいないという事でしょう。嘗ての川澄奈穂美は或る程度及第点が付けられていましたけれど、最近は守備位置の関係か、余り見られなくなってきていますね。これは佐々木監督の作戦上の問題だと解釈しています。運動量では未だに「なでしこ」では一番ですからね。とにかく足の速いドリブラーの育成が求められるのは間違いの無いところです。・・・などと、世界を見渡していると色々な事が見えてきます。

 話しは逸れましたけれど、今回のドイツ・カップで敗れた、ドルトムントのフロップ監督は、監督としての最後の試合となりました。負けたからではなく、試合前から決まっていたそうです。7年間で319試合の指揮を執っていたという事です。結果を伴っていたからなのでしょうけれど、日本の場合と全く異う事に、「どうして日本は…」と思わずにはいられません。そう云えば、あの、告訴された監督はどうなったのでしょう? 何の報道もされなくなってしまいましたね。それが日本人の体質・感性なのでしょうか? 

 もっと海外の質の高い、大きな大会をTVで放映して頂きたいものです。広い世界の試合を観る事で、日本のレベルが良く判る様になると思います。

 何はともあれ、ヴォルスブルク、ドイツ・カップの優勝、おめでとうございます。

 

 

 

 

 

 



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