気の向くままに junne

不本意な時代の流れに迎合せず、
都合に合わせて阿らない生き方を善しとし
その様な人生を追及しています

‘76. 2度目の沖縄渡島

2023年05月12日 | 日記・エッセイ・コラム
去年書いていた八重山での日記、帰宅した時に「これで完結したわけではない」と書いていた通り、翌’76年もやはり出向いて行った。丁度今頃の事だった。今年も(飛び飛びにはなると思うけれど)書いてみようと思う。去年は現在の日付に合わせて投稿していたけれど、今回は日付けがズレて始まる。
八重山への想いは私の心に深く浸透し根付いていたのでした。

‘76.4.24.(土)映画「トミー」日本初公開を観る

いよいよ第二回目の八重山への旅に出る。今回は大阪南港から「飛龍」という船で出航する。これには二つの理由が有る。一つは東京晴海港からの48時間15分の長い船旅は、去年でうんざりしてしまつている為で、時間的に約半分の大阪を選んだ…と云う事。そしてもう一つの理由は…こちらの方が私には重要なのだが、今迄日本では未公開であったThe Whoのロック・オペラ「トミー」が日本でやっと初公開される事になり、その日本初日を観ると云う大事な用件が含まれているのである。初日を観るというのは他に、『この機会を逃したら私の事、次に観られる機会が無いかも知れない』と云う予測が有るから。
新幹線「ひかり」で大阪に着くと、すぐに劇場へと駆け付けた。四時十五分から七時三十分迄観ていた。まさに感激の一言だった。他にどんな言葉を以ってして表現したら良いものか判らない。ただただ「素晴らしい」と繰り返すばかりである。
劇場から出たところで、数日前に連絡を取っておいた玉置に電話をかけた。待ち合わせの場所を決める為だ。梅田阪急デパートの入り口付近にある「風車」というティールームの前で待っていると、懐かしい顔で迎えに来てくれた。実は今夜一晩泊めてもらう事になっていたのである。

今度の竹富行きには、どうしても…という目的が有る。それは5月1日…「メーデー」の私の誕生日を、何としても竹富で迎えたい…と云う念願である。その為に少々早目に着いておきたかった、と云う事も有る。それがたまたま「トミー」と重複して、今この大阪にいる。この玉置も泉屋で知り合った言わば旅仲間である。
二次的目的としては、あの山城キヨコのその後を、この目で確かめておきたいと云う事が挙げられる。いつも気掛かりであつたから。
その他ではまた別の、島での友達に顔を見せたり休息的な意味合いが強く、今回は仕事探しは意識しない様にしている。誕生日を過ごしたらゴールデン・ウィークの後、島を離れようと思っている。が、その事に付いてはまだはつきりとどうするとも言えない。「旅」ならぬ短い小旅行…のつもりで出掛ける今回の八重山行きである。


何の予定も無い…と云う事は、
何でも受け入れられる
何が起ころうとも。
そして、そこに私は居た。



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