ジュピターの前立腺がん治療記録byトモセラピー

トモセラピー治療記録・副作用・費用・再発予防への養生などの紹介!
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治療後半戦

2007-09-30 00:00:00 | 治療後半戦

 

 

 

 

                             

2007年9月3日(月)~7日(金)トモセラピー治療 第21回目~第25回目

今週は6日~7日、台風9号の関東直撃にあった。7日の未明に伊豆半島~小田原~八王子~秩父を経た模様。  
5日から雨台風、その後、風台風に変わったが、自分の周りでは大きな災害もなく、通院に支障はなかった。
通院は、雨の日が多く、4日間が車だった。特に台風状況下では、電車がすぐに止まってしまうので、それを避ける必要があった。

 

診察 3日、中川Dr.の診察がありました。
  ①8月20日
(治療2週間後)の血液検査の結果、PSA=8.59とのこと。
                          
(治療開始前の10.6からすれば、下がっている
     ⇒数値そのものは、あまり気にすることはないとのこと。 (とは言っても、下がっているのは嬉しいものですね)
  ②副作用に関する質問と、その回答を以下に示します。
     ア.オシッコトラブル(頻尿、残尿感、夜間のトイレ2回~3回) ⇒ 想定通りで今だけだから頑張ってね!
     イ.下痢(治療3週間目くらいから発生) ⇒ 放射線治療とは関係ない。整腸剤で様子を見よう!
     ウ.下腹部が時々、ツンという痛みがある ⇒ それはあり得ない。(自分がちょっと神経質になったようです)
  ③治療も半分が経過し、あと少し。頑張っていきましょう!!  と励まされました。  
    その後、雑談を少々して終了でした。
治療 治療は、淡々と進んでいます。
トモセラピー治療室では、放射線技師の先生が、常に2名~3名で確認しながら治療をしていただいていますので、非常に安心感があります。先日、他の患者さんの治療時、オシッコが溜まり過ぎていることを、CTで発見され、しばし時間をおいてから治療されたとの話を聞き、安心感が更に高まります。
4日、放射線技師の先生方から、自分のトモセラピー治療風景を写真に撮ってもらいました。 以下に示します。
百聞は一見にしかず   「ベットが上がりますよ!」            ドームの中へ入っていき、
  と、伊藤先生。                   まず、CT撮影から!

              
副作用 オシッコトラブル(頻尿、残尿感、夜間のトイレ2回~3回)は、徐々に慣れてきて、少しは気にならなくなってきました。
ただ、夜間熟睡中に、突然尿意があり、眠気まなこでフラフラしながら、トイレに行くことが、結構きついです。
これも慣れでしょうけど?!
他の病気? 整腸剤をしばらく飲んでみましたが、なかなか下痢が治まってくれません。
  (3週間程度続いており、段々激しくなってきました)
トモセラピーの待合室でお話しする、同病の仲間達のお二人(kaさん、kiさん)も、下痢はないとのことですし、やむなく近所の胃腸科に行ってきました。
病名は、みごと
「過敏性腸症候群」とのこと。 ストレスが大きく影響しているとのことでしたが、自覚しないストレスがあるのでしょうね!  確かにがんの告知を受けた当初は、かなりのストレスがありましたが、段々がんを理解するにつれ、また穏やかな治療が進むにつれ、精神的落ち着きを取り戻していると思っていたのですが・・・・・・・。  
晩酌も、飲み会も、友人達との水泳も、パソコン遊びも、ストレスを感じる暇もないんだけどなあ!
その他 同病の仲間達のkaさん、kiさんから、以下の図書をインターネット購入を頼まれました。 
一般の本屋さんでは、なかなか見つからないのが、実状ですよね。 インターネットによる検索と購入は、居ながらにして手に入る楽なツールですねえ!
本HPの「参考にした図書」コンテンツにも掲載しましたが、この3冊は、とっても勉強になりました。

ビジュアル版 がんの教科書 中川恵一 三省堂 1,700
がん! 放射線治療のススメ 中川恵一 三省堂 1,600
心配しないでいいですよ 放射線治療 山下 孝
隅田伊織
真興交易㈱医書出版部 1,800

 

2007年9月10日(月)~14日(金)トモセラピー治療 第26回目~第30回目

ひと頃の猛暑の連続と比較して、着実に秋を感じるほどの一週間でした。
「半袖では寒いかな?」と思う日もあり、読書しながら、あるいは人間ウォッチングしながら、小旅行のような電車通院もいいものだと思えるようでした。
涼しくなったせいか、放射線治療のせいか、朝、起きられない感じの日が続きました。
22時から7時まで、途中トイレへ強制的に2~3回起こされるが、合計9時間は眠りすぎかも知れない。
こんな状況は、ここ数十年来、なかったことです。きっと今年の夏の特別な猛暑・酷暑の疲れが出たのでしょうね!

 

診察・副作用 13日(木)、中川Dr.の診察がありました。
  
①副作用に関する質問と、その回答を以下に示します。
     ア.
オシッコトラブル(頻尿、残尿感、夜間熟睡中の突然トイレ2回~3回) 
           ⇒ 自ら「もう慣れました」と申し上げました。
     イ.
頻便(午前中だけ2~3回の排便) 
           ⇒ 「放射線の影響があることもまれにあるかもネ!」との回答でした。 
     ウ.尾てい骨のすぐ下から、お尻のふくらみに沿って両側に、脹らみが数個できて、ザラついていて時々痒くなる。
           ⇒
「放射線による日焼け」によるとの回答でした。  
               ※あんなところを日に当てることはないので、“日焼け”ではなく、
“火焼け”かな???
  いずれにしても、治療が終了すれば、治るものであることを確認しました。
治療 治療は、今まで一回も遅刻も欠席(?)もなく、進んでいます。
毎回13:00~13:20の治療時間について、当初は、昼間帯の真ん中を治療に当てるのは時間使用の効率が悪いと思っていましたが、午前中お腹が落ち着かない今となると、ちょうどいい時間帯だったを喜んでいます。
トモセラピー治療室では、相変わらず“癒しの空間”的であり、先生方からも変わらない優しさで接していただいています。
他の病気? 苦痛だった下痢は、過敏性腸症候群の薬と、市販の下痢止め薬を2回服用で、ようやく治まりましたが、もともとギリギリで維持していた体調(自分ではそう思っていない)を、放射線治療がトリガーとなって下痢になったのではないかと想定しています。
下痢に代わって、頻便(こういう言葉はないと思いますが、この場では意味が通じますよね!)が続きました。下痢も頻便も肛門に与える影響は大きく、排便の都度痛みがあり、痔になってしまいそうです。
 (そう言えば、中川Dr.は当初、
「痔持ちの人は、放射線治療で悪化することがあります」とおっしゃっていました。 ということは、新たに痔になる人もいるということに、つながるのでしょうねエ!)
パンフレット掲載

トモセラピーのパンフレット(メディカルプラザ江戸川)が、受付に置いてありました。  
以下に掲載します。(実物は、表裏印刷で、3枚折となっております)
   
⇒中川Dr.の写真も掲載されてますよ! 

 

 

 


2007年9月18日(火)~21日(金)トモセラピー治療 第31回目~第34回目

a 今週は1日だけ涼しい日がありましたが、ほとんど毎日“真夏日”続きでした。 先週が涼しかっただけに、行く夏が「もう1度」とばかりに、戻ってきました。 予報によれば、北から秋の高気圧が張り出してくるため、この暑さは今週が最後らしい。 ホッ!
日常生活は、全く通常通りです。 月、火、金曜日の治療後会社に立ち寄り、週1回の水泳、毎日の晩酌、など変わることはありません。ただ治療開始後気をつけていることは、「疲労しないようにすることと、規則正しい生活リズムを守ること」程度です。
車での通院途中、まさに江戸川沿いに癌封じのお寺をたまたま見つけました。「江戸川不動尊(吉祥山唐泉寺)」です。
つい看板に引き寄せられ、お参りしました。 『どうぞ根治しますように・・・・・・合掌!』  神仏頼みということはないですけどネ!

 

副作用 暦も3連休。治療も3連休。(15~17日) ⇒ であったためか、3日目の17日は何となく具合が良かった。
例えば、①排便が1回、②夜のトイレ1回、③放射線の火焼け?の改善 などであり、このことは治療完了後、確実に元に戻るということの証明になるように感じます。
連休が終わり治療が始まると、またまた頻尿、頻便(午前中)、火焼け?に加え、肛門に重さを感じ、排便後の出血(1回のみ)を認めました。 たぶん、これらも副作用だと思いますが、いずれも午前中だけの症状であり、午後は快調になりますので、深刻には受け止めておりません。
 ⇒『通院や治療に対する精神的な緊張からくる症状』、ということも考えられるのかなア??  
     ※緊張なんて全く感ぜず、むしろ小旅行的気分の通院ですが、
       通院途中に便意があったら、駅のトイレは嫌だなあ! とか、
       ウォシュレット水のあて過ぎなのかなあ! とか、
       生まれて初めて「過敏性腸症候群」の勲章? をもらって、これからもこの症状が続くのかなあ! 
                                  な~んて、思うことも確かですけど・・・ネ?! 
治療 伊藤先生から、「放射線治療により、頻便が起こることはあり得ますよ!、当初中川先生がお渡しした資料にも書いてあるはずですよ!」とのお話しを聞き、見直したところ、   ヘヘ! 確かに書いてありました。 
   ⇒頻尿ばかり気になっており、キチンと見てないものですね!
それにしても、患者の事をいろいろ気遣ってくださる伊藤先生に感謝! 感謝!

治療回数38回のうち、残す回数は来週の4回となりました。 ラストの週です。頑張ろうっと!!


2007年9月25日(火)~28日(金)トモセラピー治療 第35回目~第38回目 (放射線治療の終了)

 

連休中(22日~24日)は涼しく21~22℃で、心地良かったですが、通院日はほどほどに暑く、特に治療最終日の28日は
今年最後の真夏日(気象庁予報)31℃ということでした。
通院を振り返れば、猛暑だ、酷暑だと騒がれ、多治見市・熊谷市で40.9℃の記録(8/15)が74年ぶりという時に通院し、
何と治療最終日まで真夏日という、“暑”で始まり、“暑”で終わった通院期間でした。
片道2時間の通院時間が、長いか短いかということは、関東で江戸川病院「メディカルプラザ江戸川」にしかない『トモセラピーによる治療』を選んだ結果として、今後明らかになっていく治療効果によって、判断できることでしょう!! 
治療終了した今は、できるだけ早く、「根治」を確認したいところです。

副作用 先週の3連休は具合が良かったのですが、今週の3連休は、副作用の回復傾向は感じませんでした。
特に連休2日目の23日(日)は、排便3回の後、
肛門痛に見舞われ半日じっと寝て過ごすしかありませんでしたが、市販の痔薬と、使いきりカイロによる暖めで夕方には楽になりました。
  《考えられる原因》
     ①放射線治療の副作用
     ②過敏性腸症候群が治っていない(放射線治療と並行しているため治りにくい?)
     ③前日、水泳の頑張り過ぎ(疲労の蓄積)
このような不快感はこの日だけでした。 ⇒ 一般的に副作用は、睡眠時間が多ければ軽減するようです。
治療と関係ないかも知れませんが、何となく疲労感があります。 ⇒従来サクサク歩いていたスピード感がなく、脳から、“歩きたくないホルモン”が、出ているように感じます。  また、すぐ居眠りしたくなるしぃ・・・・・・  我がまま病かぁ?!
治療

38回、トモセラピーのベッドに寝て、ドームの中へ入り、カタンコトンと照射する音を遠くに聞き、目に見えない360度回転ビーム(?)の位置を想像し、がん細胞よ!なくなれ/正常細胞よ!復活せよと祈りながら、治療を受けてまいりました。

その間、スタート間もないトモセラピー室も、
黄色のライトやスポットライトの点灯、インディアン酋長の写真垂れ幕掲示

            

手洗いの設置など、いろいろ改良が加えられ、我々患者の癒しにつながりました。 

もちろん、医学物理士・診療放射線技師の方々はじめ、スタッフの皆様の変わらぬ心遣いにも、
ホッと癒され、パワーをもらいました。
このホームページ上で、改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。


自分自身も、通院上交通機関トラブルもなく、風邪や発熱などのトラブルもなく、
無遅刻・無欠席で治療を卒業できたことは、家族・親戚はじめ、職場のメンバ、
水泳の仲間達などの絶大な協力と支援のお陰だと感謝しております。

まとめ

「副作用のまとめ」について、「副作用&費用」コンテンツに整理しておきます。