*敬称略 悪しからず
「藤沢周平」昭和二年(1927年)12月26日山形県東田川郡(現鶴岡市)に生まれ
平成九年(1997)1月26日逝去 69歳
絶筆は「漆の実るころ」の最終回 6枚(1996年8月)
もう26年も経つのか、という気持ちである。
藤沢ファンは、今も多いようだ。
初期の作品からのファンであり、全作品を読んでいる私は、今も大好き
なのである。
原作を基にした映画化やテレビ放送されたせいもあるのだろう。
ただ、藤沢自身は「作品を読んでもらえればいい。映像化は好まない」
と語っていたそうだ。
本屋には最近の作家と同じように、本が並んでいる。
新作の読めないのは寂しい。
直木賞受賞後も、生活は裕福という分けではなく、古い平屋住まい。
ただし、この色紙にある昭和51年秋ごろから、藤沢は転機に入っていく。
藤沢は、初期のころ色紙を頼まれると、好んでこの言葉を書いたという。
実体験からくる実感なのだろうと思う。
この項つづく