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レントゲン室とおなじ、生活空間

2013-04-07 02:29:00 | ノンジャンル
Kaze to Hikari より

投稿日:2013年2月14日 by Takako Kamada カテゴリ: 土壌・空気・海・河川の汚染
3.11大地震と津波は、あの過酷な原発事故をまねき、私たちは放射能飛散をとても心配しました。実際のところ、どれほどの量が降り注いだのでしょうか。文部科学省が報告しています。
 
放射能を身近に感じるのは、病院です。X線撮影やCT撮影する場所を『放射線管理区域』といいます。4万ベクレル/m²を超える可能性があり、一般の人は立ち入りを制限されている空間です。1ベクレルは、1秒間に1個の放射性核種が1回崩壊して放射線をだすことで、ここでは、1平米あたり1秒間に4万個の放射線が飛ぶことになります。
 
文部科学省の1024件の調査では、福島県の60%以上、栃木県、千葉県も50%以上が、このエリアの値を超えます。特に汚染のひどい双葉郡では、放射線管理区域の60倍から165倍という高い数値がでています。ここでは、昨年3、6、9、12月のデータ発表があり、現在でも放射能に減少傾向は見られません(Web資料)。
 
東日本大震災は、多くの命と、かけがえのないふるさとを、奪い去りました。復興庁の報告では、避難者として登録されている方は、31万人6千人にもなります。
 
時の流れは、そのことすら私たちの意識から消し去ろうとします。しかし、原発事故によって、レントゲン室の値を、はるかに超える放射線空間が、あの広大な東日本に、こつ然と現れたのです。
 
あの美しいふるさとをとりもどすのに、
どれほどの、時の流れが必要なのでしょうか。