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何度目かの戦争と棄民の歴史。

2014-06-16 20:21:00 | ノンジャンル
諸泉 悦子さんよりコピペシェア

明治37年と、まるっきりの同じ構図。
世代の記憶はどんな文献でもデータでも引き継がれないし、
生き物としての卑しさは未来永劫変わる事もないので以下無限ループなのだろう。
いかに意識を変え、わずかな期間目覚めたつもりでも、時が経てばまた同じ。
・・・何回目なんだろう・・・
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“GMOの魔神を瓶に戻すロシア”: マスコミに載らない海外記事
app.f.m-cocolog.jp
田中正造の手紙より。以下ブログ記事より引用。(http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1318823/1335849/94713255

明治37年11月26日 三宅雄二郎宛書簡 田中正造文集(二)33-34ページの
一部をご紹介しよう。

○戦争ノ罪悪ハ論を要せず。然れども真面目の志士ガ学文上の見解よりして、戦争ハ必用なりとする事ありとするも、我国の内政の如き、公盗横行の政府こして妄りニ忠直の人民を殺す事を敢てするものゝ戦争を奨励するに至りて言語道断なり。
現在の形勢、戦争の勝敗よりハ寧ろ戦争ニ死するものよりハ寧ろ内地ニ虐政ニ死するもの多からん。虐政に死するものも即ち名誉の戦死なりと云はざるを怪めり。○彼の人為の大加害者あり。鉱毒地の惨状を代表せる谷中村問題の如き同国同胞人ニ捨てらる、そもそも何んの故なるをしらず。今ニして政府ハ詐術の報告をなして国民を欺きて憚らず。
且この窮民を虐待し、甚しきハ出兵者の父母妻子をも政府の毒手を以て殺すものなり。
長次男ハ戦争場ニ敵ニ殺され、その父母ハ我崇敬する政府の毒手ニ殺さるゝとせバ、これ一戸中内外二様こ死者を生ずるなり。○但し一般出兵軍人中窮困者あり。然れども未だ政府が手を下して軍人の父母妻子ハ殺さゞるなり。殺さるゝもの独り鉱毒地方の貧者のみなるか。
政府中官吏多シ。中ニハこれを怒る義憤の官吏もあるべきに今ハ陽ニこれを見ず。議員中ニこの義憤者あるべきニこれを見る事甚だ稀れなり。学士中この義憤者あるべきに御存知の如くこれまた甚だ稀れなり。 (引用ここまで)

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戦争の罪悪はいまさら語る必要もない。しかし政治学上、戦争が必要だと言う人達は、盗人のようなこの国をすら信じて忠実に生きる国民を、あえて殺すような戦争を奨励することになり、言語道断なことである。
いまは戦争の勝敗よりも、戦争で死ぬより内政の酷さで殺されてしまう。それは名誉の戦死と呼ばないのか。鉱毒事件では同じ日本人に捨てられた棄民。政府は国民を欺き、嘘の報告をしている。息子らは戦地で殺され、その親は国内で政府に殺される。しかもそれは鉱毒に苦しむ人々のみなのか。
政府には役人が多い。中にはこれらのことに怒り、憤る役人もいるが相手にされない。議員の中にこそ怒り憤る者があるべきなのに、まずそんな議員は稀である。学者や識者の中にもそのような義憤に満ちたものが出て来るべきなのに、ご存知のようにそんな人は滅多にいない。


★★私が要所だけ自分流に読んだので、間違いがあると思いますが、ザックリこんな感じでは、と思います。明治37年の手紙ですが、鉱毒を放射性物質や被曝に変えただけで、何もかも同じではないでしょうか?この年は私が生まれた年です。半世紀を過ぎても、政治を動かす連中も、その取り巻き達も、そして騙されて我慢し続ける国民も、何も変わっていないのですね。泣けてきます。

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真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、
人を殺さざるべし

「民を殺すは、日本を滅ぼすことなり」

「国が在って民があるのではなく、民が在って国がある」

「皇居からわずか80キロ離れた関東の沃野を足尾の鉱毒で
荒廃せしめ、人民に塗炭の苦しみをさせながら、
満州を占領したとて何になる」

「世界人類の多くは、今や機械文明というものに噛み殺される」

          1912年(明治45年)6月17日 田中正造


なんか似てる。

1923 関東大震災
1925 治安維持法
1927 金融恐慌
1931 満州事変
1937 日中戦争開始

2011 東日本大震災・福島第一原発事故
2013 秘密保全法
201? 国債暴落?
20??  ???