jykell7引越し先

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第2部~憎悪~第1話

2005-11-21 20:31:10 | ノンジャンル
第二部 (約一ヵ月後・・)
よぉ、しばらく。俺の名はBD1・・・覚えて貰えてたら光栄だ。
半端な俺は前回、地獄へも逝けずに一度は引退したつもりでいたが意外に早く復活の時がやってきた。 人生、分からんものだ。

俺を操る何者かの事情なんだと。(PC再インスト中w)
そんなことはどうでもいい。 
あのあと俺は暇つぶしに殺し屋でもやろうと街の掲示板に密かにこう書き込んで置いたのだ。

【人殺し、請け負います。LV45まで殺れます。詳しくはwisで】
【秘密厳守、当方近日引退予定。最後にあなたの恨み、晴らします】

まぁ、依頼してくるバカもいねぇだろう、とは思っていた。
可能とはいえ一応禁止事項だし第一、俺が裏切って依頼者の名を晒しでもしたら、アウトだしな。

ログインする度に殺され続けてる薄幸な、そして数少ない初心者の役に少しでも立てれば・・・・まぁ、あれだ、下らん自己陶酔ってやつだ。

2日間は音沙汰がなかった。 しかし殊勝な奴というのはいるものだ。
3日目に一通の便箋が届いた。LV22の魔道士からの殺人依頼だった。

======つづく======


リヴァイバル~第1部完~

2005-11-19 17:29:29 | ノンジャンル
さて、どうしようか。
赤ネームを直すにはあるダンジョンの最深層に引きこもって邪悪な骨どもを700~800匹倒さねばならないだろう。そんな服役囚のまねごとはもう、ごめんだ。

さっきのエルフが飛ばずに死んでくれれば、俺のPKカウントは10、になって地獄と呼ばれるゾーンに強制テレポートされるはずだった。
その逃げ道の一切ないエリアで5分間、ボス級モンスター達の集中攻撃に耐え切る、というのが殺人者に負わされたペナルティだ。
まぁ、たいがいの奴は無限に殺され続け、アイテムを全て奪われ、レベルが10も20も下がってそのキャラを使うのをあきらめる。 
それなのに・・・俺はこうして生き残っちまった。  まぁ、中途半端な俺らしいじゃないか・・。ま、いっかw しばらくこのキャラでログインすることもないだろう。  

さよなら、アデンワールド。 さよなら、殺戮と混沌のカオスよ。 サラバ、リネージュ1 

さぁ、PCは空いたかな?  急にみんなに会いたくなった。優しくて暖かいシャントットのみんなに。
素晴らしい仲間達に!!

===THE END===


リヴァイバル~第5話~

2005-11-19 10:10:40 | ノンジャンル
あたりを静寂が包む。 最初に死んだナイトの足元には宝石類と金に混じって鎧が落ちていた。 エルヴンチェンメイル+6。略奪専門(捨て垢)のチンピラにしては豪勢な装備だ。売り払えば、40万位か。それともあの初心者にあげようか・・俺は少し考えて、鎧を拾うのをやめた。それをすれば俺もこいつらと何ら変わりなくなってしまう・・。

その代わり、鎧破壊スクロールを取り出した俺はそいつを蒸発させることにした。
スキルの低い俺は何度か失敗しながら、チェンメイルを+0の初期状態に戻すと、近くをウロついていた下等なスライムたちの目前に放り投げた。やつらは嬉しそうにズルズルと這い寄って来ると鎧を飲み込んだ。・・あと20秒後には完全に消化されてしまうだろう。

死体のまま、ずっと見守っていた(であろう)ナイトが口を開いた。
「・・・BD-1? ギラン防衛連盟か。じゃなけりゃ、レジェンドの残党だな」
死体に尋ねられて自己紹介する趣味はないので完全無視していると、尚もそいつは
「今後が楽しみだなぁ、おいw」

あと数十分もすればこいつらの廃人仲間が世界中隈なく俺を探し回って粘着PKを楽しみに集まってくるのだろう。殺されるのは構わないが、借り物のツルギと、一年かけて強化したエルヴンプレートメイル+7を奪われるのは遠慮しておきたい。

「じゃーな。」とだけ言うと俺は帰還スクでテレポートした。
殺人犯罪者の証である真っ赤なキャラクターネームになった俺はガード達の監視を苦労して掻い潜るとアジトの共有倉庫へ辿り着き、ツルギと対人装備をしまいこんだ。

===だらだらと最終話へつづくw===


リヴァイバル~第4話~

2005-11-17 04:07:24 | ノンジャンル
俺はインビジ状態を保ったまま、まず先ほど初心者殺しをしていたナイトに斬りかかった。インビジ解除、やつはまだ事態を飲み込めていない。が、すぐさま対人装備に切り替え反撃してきた。 ふふふ、さすがにPK慣れしているな。しかし、ツルギ+7は容赦なくそいつの体を斬り刻み、HPが半分を切ったであろう頃、やつの体を赤い光の点滅が包みはじめた。
 赤ポーションをがぶ飲みか。そんな物で回復が追いつくと思っているのか、雑魚め。

ほどなくそいつは鮮血を撒き散らして絶命した。・・あと、何人だ? 俺は後ろを振り向いた。その瞬間、冷気を帯びた矢が俺の体に突き刺さった。・・弓エルフか。距離をとられてはまずい、俺はヘイストポーションを飲みながら弓エルフの元へ走った。 近接攻撃さえできれば、エルフの装甲など紙同然だ。一気にカタをつけようと、俺は更にブレイブポーションをガブ飲みした。これで対人用ナイトとしての最速状態になる。

恐ろしいまでのツルギの切れ味に自分自身も軽い恐怖を覚えながら、弓エルフを切り刻んでいく。 
だが・・・。こいつ、エルフのくせに意外と硬い。ナイト並みの装備ができるということは・・・
LV40は超えているのか。 FFでいうならおな強、か。そんな事を考えられる余裕があったのも、ここまでだった。残りHPあとわずか、というところでなんとそのエルフの体力が一気に回復したのだ。 なに!グレーターヒールだと?(ケアルⅣくらい)
バカな。エルフが何故、回復など・・。くそ、回復役の後衛がいるな。俺はあせりつつ、カメラ視点を切替える。・・・いた。岩の陰に潜む白魔道士。俺はタゲを急変更した。人を殺すときにはまず、後衛から、という鉄則を忘れていた自分に腹を立てつつ、
その怒りを白魔道士にぶつけた。通常、後衛はタゲられたらすぐに飛ぶ(瞬間テレポート)のが常識だ。 だが、こいつは飛ぶ気配がない。 ふふふ、仲間思いの優しい白さんだな。ならば・・・ここで死ね!! あっけなくそいつの純白のローブは真っ赤に染まった。あと1人・・残されたエルフの方に向き直るとそいつは戦意を喪失したらしく、罵声を浴びせると、テレポートしていった。 ・・・ふん、チキンエルフめ。

===まだつづくw===