『ごちそう山』 谷村志穂、飛田和緒

「谷村志穂」と「飛田和緒」の共著のエッセイ集『ごちそう山』を読みました。


山登り&アウトドアクッキングに関するエッセイです…　山関係の作品は久しぶりですね。

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山に登ろう!
どうしたことか突如、至高への挑戦に目覚めた「志穂さん」と、どこでも料理の「和緒先生」。
あのゴールデンコンビが今度は登山に挑む!志賀、丹沢、八ヶ岳、はては冬の利尻富士、汗と涙と笑いにまみれたお山紀行、全12山。
「和緒先生」の簡単おいしいアウトドアクッキン、イラストレシピ入り。
マップもついて、ガイドとしても役立つ情報が満載のオリジナルカラー文庫。
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山の雑誌『ヤマケイJOY』に連載されたエッセイを収録した作品…　カラーイラスト（レシピ+マップ）で彩られた笑いと涙の山紀行です。

　■ふたりのはじめての登山―志賀高原四十八池、冬
　■恋心を抱えて新緑をゆく―雲取山、春
　■ハワイにだって山はある―ハワイ島キラウエア火山
　■和緒さんがいなくたって…―南八ヶ岳硫黄岳、初冬
　■雪洞を掘って過ごした夜―美ヶ原雪洞泊まり、厳冬
　■テレマークスキーに初挑戦！―北八ヶ岳、冬
　■番外編　ふたりのお気に入りグッズ
　■初の３０００メートル峰へ―北アルプス槍ヶ岳、盛夏
　■滝の中じゃぶじゃぶ歩く沢登り―丹沢葛葉川本谷、初夏
　■秋晴れののんびり山歩き―奥秩父瑞牆山、秋
　■命がけ、四泊五日の大アタック―利尻富士、冬
　■智恵子抄のお山は澄んでいた―安達太良山、秋
　■格闘十四時間、下山とともに泣く―利尻富士、盛夏
　■山のデータ
　■あとがき　その1　飛田和緒
　■あとがき　その2　谷村志穂

これまでに料理や買い物に関するエッセイ4作品を著している（らしい）、作家の「谷村志穂」と料理家の「飛田和緒」の名コンビが山登り&アウトドアクッキングに挑んだ経験をエッセイとして発表した作品…　ハードな山行ではなく、緩い感じなので、好き嫌いがはっきり分かれる作品かもしれないなぁ、、、

この雰囲気、個人的には嫌いじゃないですねー　それでも、南八ヶ岳、北八ヶ岳、槍ヶ岳、丹沢、利尻富士等々、ハイキングレベルに留まらず、本格的な山、雪洞体験、沢登りまで幅広くに挑戦しているので、文章の柔らかさに隠された、ハードな山行もあったのかもしれませんね。

そんな作品の中でも、特にアウトドアクッキングならではの知恵と工夫が印象的でした…　手軽に簡単に、でも見栄え良く、そして美味しくと、なかなか勉強になりました、、、


ほっこりするイラストの感じも良いですね…　久しぶりに緩い山登りに出かけて、山頂に立った時の達成感を味わいたくなりました。