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『男はつらいよ 寅次郎夢枕』 1972年日本

2021年04月20日 21時27分00秒 | ■映画・ドラマ
       "男はつらいよ 寅次郎夢枕"


先日、BSテレ東で放映していた『男はつらいよ 寅次郎夢枕』を観ました。

-----story-------------
マドンナに「八千草薫」を迎え製作された、ご存じ「男はつらいよ」シリーズ第十作。
シリーズで初めてライバルが登場し、マドンナからはプロポーズされるという異例の展開に驚かされる。

旅先で亡くなった香具師仲間の墓参りをした「車寅次郎」は、例によって急に柴又へ帰りたくなってしまう。
とらやに戻ると、二階の自室は大学助教の「岡倉」に貸し出されていた。
立腹した「寅次郎」は家を出ようとするが、すっかり美しくなった幼なじみの「千代」が訪ねてきたので、そのまま家に居着くことに。
「千代」は二年前に離婚し、近くに美容院を開店したのだという。
「寅次郎」は張り切るが、「岡倉」から「千代」への想いを告げられ、仲を取り持ってほしいと頼まれてしまった。
断り切れない「寅次郎」「千代」を遊園地に誘い、「岡倉」の気持ちを伝えるのだが…。
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1972年(昭和47年)に公開されたシリーズ第10作… 「土曜は寅さん!4Kでらっくす」で毎週、シリーズ作品が観れると思うと愉しみですね。



「寅次郎」が旅先で見た夢で、カフェの女給の「さくら」がヤクザ者にいじめられているところを「マカオのお寅」が救う、、、


「寅次郎」が旅先から帰ってみると、幼馴染の「千代」が、夫と離婚してとらやの近所に美容院を開業していた… 「お千代坊」と再会した「寅次郎」は、その美しさにたちまち友達以上の感情を抱くようになり、暇を見つけては「千代」との逢瀬を楽しんだ。


ところが、例によって「寅次郎」と入れ替わりにとらやの間借り人となった、御前様の甥で東京大学の素粒子物理学専攻の助教授「岡倉金之助」も密かに「千代」に好意を抱いていたことが発覚… 「寅次郎」は、初めのうちインテリの「岡倉」に好意を持っていなかったこともあって、恋愛については奥手の「岡倉」をからかう、、、


しかし、恋わずらいにかかってしまった「岡倉」に頼まれ、同情する形で、自分の恋心を封印し、「岡倉」の気持ちを伝えに「千代」をデートに誘う… その頃、「千代」は離婚したことで別に暮らしている息子と会えない寂しさに苦しんでおり、そんな「千代」を精一杯慰めようとした「寅次郎」に安らぎの気持ちを感じるようになっていた。

そんな「寅次郎」「「お千代坊」もさ、いつまで一人でいられるわけじゃないんだし」などと言われ、遠回しにプロポーズされたと勘違いした「千代」は、「ううん、嫌じゃないわ」と答える… お互いに勘違いに気付いたあとでもなお、「千代」「「寅ちゃん」となら一緒に暮らしてもいい」と言うが、「寅次郎」は照れからそれを冗談にしてしまう、、、


不首尾を「岡倉」に伝えた後、旅立った「寅次郎」… 正月にとらやを訪れた「千代」は、なお「「寅ちゃん」となら(結婚しても)いいわ」と言って、とらやの一同を笑顔にさせる。


今回の「寅さん」は、恋のキューピット役を務めるはずが、マドンナから愛を告白されてしまう!という意外や意外の展開でしたねー


本編の展開とはあまり関係ないのですが… 旅先で、旅人の孤独を見事に表現した大女優「田中絹代」「渥美清」のしんみりとしたやり取りが印象的でしたね。


-----staff/cast-------------
監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫
   小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次
朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:佐藤公信
編集:石井巌
音楽:山本直純
出演:
 渥美清 車寅次郎
 倍賞千恵子 さくら
 松村達雄 竜造
 三崎千恵子 つね
 前田吟 諏訪博
 八千草薫 志村千代
 米倉斉加年 岡倉金之助
 太宰久雄 梅太郎
 津坂匡章 登
 佐藤蛾次郎 源公
 笠智衆 御前様
 田中絹代 旧家の奥様
 吉田義夫 親分
 河村憲一郎 高垣刑事
 清水将夫 湯中教授










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