"Agatha Christie's Poirot The Dream"
先日、NHK BSプレミアムで放映していた『名探偵ポワロ「夢」』を観ました。
-----story-------------
「アガサ・クリスティー」原作の人気シリーズ「名探偵ポワロ」をハイビジョンリマスター版で放送!
ある富豪が自分が見た夢のとおりに自殺?
そこに仕組まれた巧妙な犯行手口を「ポワロ」が暴く!
「ポワロ」は、食品会社を経営する「ファーリー」から夢の相談を受ける。
「夜中の12時28分に書斎の引き出しから拳銃を出し、窓のそばで頭を撃って自殺する夢を毎晩見る」と。
誰かが催眠術で自分を殺そうとしているのではないかという内容だった。
答えようがない「ポワロ」だったが、数日後、「ファーリー」は夢と全く同じ方法で死亡する。
自殺としか思えない状況だったが、「ポワロ」は、巧妙に仕組まれた殺人事件である事を見抜く。
-----------------------
拡大を続けるパイ・メーカーの社長「ファーリー」に呼ばれた「ポワロ」は、毎晩、自殺する夢に悩まされていると相談を受ける、、、
「毎晩…時計の針はきっかり12時28分。
私は机の引き出し…上から二番目から拳銃を取り出し弾をこめる。
そして窓の近くへ行き、自分を撃つ。」
やがて彼は死体で発見され、その状況は何と夢の通りだった… 序盤から誠にミステリアスな事件。
「ファーリー」と「ポワロ」の会見はとても奇妙な雰囲気だったし… 全く自殺をする気のない筈の「ファーリー」が夢の通りに自殺を遂げる、、、
「ファーリー」との会見は灯りが逆光となる配置になっていて姿が見にくかったことや、「ファーリー」から呼び出しを受けた手紙を持参させ回収しようとしたこと、「ファーリー」に間違った手紙を渡した際に全く気付かなかったこと(眼鏡が合っていない?)等から、「ポワロ」は会見した男性は「ファーリー」ではなかったのではないか… との疑いを持つ。
「ポワロ」を利用しようとした真犯人でしたが、あっさり「ポワロ」に真相を悟られてしまいましたね。
悪夢が現実になる… というサイコ・ミステリと思わせておいて、実はトリックが隠されていたという展開で愉しめました、、、
特徴のある人物なら、変装って、意外と簡単なのかもしれませんね。
本作品はサイドストーリーも愉しめる展開になっていて、、、
「ポワロ」が「ファーリー」と自分を比較して、「従業員に理解がありすぎる(だから「ファーリー」のような富豪になれない)」と発言しますが、「ミス・レモン」が期待していたタイプライターの買い替えは忘れ、置時計を買ってくるというエンディング… 部下の気持ちがわかってないですねぇ。
わかっている気になっているだけにタチが悪いですねぇ… 笑えました。
どこか記憶の片隅にあるトリックだなぁ… と思ったら3年近く前に読んだ短篇集『クリスマスプディングの冒険』に収録されていた作品でした。
-----staff/cast-------------
原作:アガサ・クリスティ
製作:ブライアン・イーストマン
監督:エドワード・ベネット
脚本:クライブ・エクストン
出演:
デヴィッド・スーシェ エルキュール・ポアロ
ヒュー・フレイザー ヘイスティングス
フィリップ・ジャクソン ジャップ警部
ポーリン・モラン ミス・レモン
アラン・ハワード ヒューゴー・コーンワージー
ジョエリー・リチャードソン ジョアンナ・ファーリー
メアリー・タム ファーリー夫人
マーティン・ウェンナー ハーバート・チャドリー
クリストファー・ソウル トレムレット氏
ポール・ラコウ スティリングフリート医師
先日、NHK BSプレミアムで放映していた『名探偵ポワロ「夢」』を観ました。
-----story-------------
「アガサ・クリスティー」原作の人気シリーズ「名探偵ポワロ」をハイビジョンリマスター版で放送!
ある富豪が自分が見た夢のとおりに自殺?
そこに仕組まれた巧妙な犯行手口を「ポワロ」が暴く!
「ポワロ」は、食品会社を経営する「ファーリー」から夢の相談を受ける。
「夜中の12時28分に書斎の引き出しから拳銃を出し、窓のそばで頭を撃って自殺する夢を毎晩見る」と。
誰かが催眠術で自分を殺そうとしているのではないかという内容だった。
答えようがない「ポワロ」だったが、数日後、「ファーリー」は夢と全く同じ方法で死亡する。
自殺としか思えない状況だったが、「ポワロ」は、巧妙に仕組まれた殺人事件である事を見抜く。
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拡大を続けるパイ・メーカーの社長「ファーリー」に呼ばれた「ポワロ」は、毎晩、自殺する夢に悩まされていると相談を受ける、、、
「毎晩…時計の針はきっかり12時28分。
私は机の引き出し…上から二番目から拳銃を取り出し弾をこめる。
そして窓の近くへ行き、自分を撃つ。」
やがて彼は死体で発見され、その状況は何と夢の通りだった… 序盤から誠にミステリアスな事件。
「ファーリー」と「ポワロ」の会見はとても奇妙な雰囲気だったし… 全く自殺をする気のない筈の「ファーリー」が夢の通りに自殺を遂げる、、、
「ファーリー」との会見は灯りが逆光となる配置になっていて姿が見にくかったことや、「ファーリー」から呼び出しを受けた手紙を持参させ回収しようとしたこと、「ファーリー」に間違った手紙を渡した際に全く気付かなかったこと(眼鏡が合っていない?)等から、「ポワロ」は会見した男性は「ファーリー」ではなかったのではないか… との疑いを持つ。
「ポワロ」を利用しようとした真犯人でしたが、あっさり「ポワロ」に真相を悟られてしまいましたね。
悪夢が現実になる… というサイコ・ミステリと思わせておいて、実はトリックが隠されていたという展開で愉しめました、、、
特徴のある人物なら、変装って、意外と簡単なのかもしれませんね。
本作品はサイドストーリーも愉しめる展開になっていて、、、
「ポワロ」が「ファーリー」と自分を比較して、「従業員に理解がありすぎる(だから「ファーリー」のような富豪になれない)」と発言しますが、「ミス・レモン」が期待していたタイプライターの買い替えは忘れ、置時計を買ってくるというエンディング… 部下の気持ちがわかってないですねぇ。
わかっている気になっているだけにタチが悪いですねぇ… 笑えました。
どこか記憶の片隅にあるトリックだなぁ… と思ったら3年近く前に読んだ短篇集『クリスマスプディングの冒険』に収録されていた作品でした。
-----staff/cast-------------
原作:アガサ・クリスティ
製作:ブライアン・イーストマン
監督:エドワード・ベネット
脚本:クライブ・エクストン
出演:
デヴィッド・スーシェ エルキュール・ポアロ
ヒュー・フレイザー ヘイスティングス
フィリップ・ジャクソン ジャップ警部
ポーリン・モラン ミス・レモン
アラン・ハワード ヒューゴー・コーンワージー
ジョエリー・リチャードソン ジョアンナ・ファーリー
メアリー・タム ファーリー夫人
マーティン・ウェンナー ハーバート・チャドリー
クリストファー・ソウル トレムレット氏
ポール・ラコウ スティリングフリート医師
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