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『愛と青春の旅だち』 1982年アメリカ

2021年02月02日 21時03分00秒 | ■映画・ドラマ
   " An Officer and a Gentleman "


先日、NHK-BSプレミアムで放映していた『愛と青春の旅だち』を観ました。

-----story-------------
シアトルに住む青年「ザック」
彼は元兵士の不甲斐ない父と2人で暮らしていた。
母は「ザック」が幼い頃、父の不実が原因で自殺した。
ある日、「ザック」はかねてからの夢だったパイロットになるため、父の反対を押し切って海軍士官養成学校に入学する。
そして鬼軍曹「フォーリー」による厳しい指導のもと、他の士官候補生たちと共に過酷な訓練を受け始めた。
やがて数週間が経ち、公に骨休めすることを許可された候補生たちは地元の盛り場へ。
そこで「ザック」は、町工場で働く女性「ポーラ」と出会い恋に落ちるのだが…。

海軍士官学校の新入生と、町工場の娘とのロマンスを軸にし、日本でも大ヒットした青春映画。
士官学校の厳しい訓練の描写は、教官である「L・ゴセット・Jr」の好演(アカデミー助演男優賞受賞)もあって迫力あるものになっており、地元の女性がみんな玉の輿を狙って士官候補生に言い寄るくだりなどの興味深い描写が多い。
中でも、主人公の親友が挫折の果てに自殺するシーンなどは胸に迫るものがある。
ただ、そういった側面よりもラブ・ロマンスの方に偏ってしまうのは、こういう作品の常として仕方がないのだが、どうしても歯がゆくなる。
だからこそ、若い女性のバイブル的作品になってしまっているのだろうが……。
「ジョー・コッカー」「ジェニファー・ウォーンズ」が歌った主題歌"Up Where We Belong"はアカデミー歌曲賞を受賞、全米1位の大ヒットとなった。
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映画タイトルを見ただけで、メロディが浮かんでくる主題歌"Up Where We Belong"が印象的な名作ですね… 久しぶりに観たけど、良かったですね。


「ザック・メイヨ」は、13歳のときに母親が自殺し、かつて母親を捨てたも同然に扱った水兵の父「バイロン・メイヨ」に引き取られた… フィリピンのスービック・ベイの軍港で初めて会った父親は、現地の売春婦に溺れる生活破綻者で、「ザック」もフィリピン人から暴力を受けて育った、、、

帰国してからも父親は娼婦に溺れ続ける生活を変えなかった… カレッジを卒業後、「ザック」は父親を見捨てるようにシアトルのレーニエ士官学校に入学するために家を出る。


父親は、自分の「上官」の地位を目指す息子を嘲笑った… 士官学校では教官の「フォーリー軍曹」が、士官候補生を心身両面で鍛えあげ徹底的に教育する、、、


そんなある日、「ザック」は市民との懇親パーティで製紙工場で働く女性の「ポーラ」と知り合う… 次第に親しくなる二人だが、そこには「ザック」の母親が水兵の父親との結婚を夢見ながら、交際した末に捨てられた過去と同じような境遇の女性の姿が垣間見えてくる。


士官学校の厳しい訓練でパイロットを目指しながら「ポーラ」との愛を育む「ザック」には、様々な試練が待ち受けていた。


何度観ても卒業シーンは泣けますねぇ… 仕官学校を卒業した瞬間、教官の「フォーリー軍曹」よりも階級が上になる士官学校の卒業生たち、、、

教官と卒業生のやりとりを観ていると泣けちゃうんですよねー 恋愛映画というよりは、青年たちが人間的に成長する姿描いたを青春映画として観ちゃうんですよね。




女性は、恋愛映画として観る傾向が強いようで… 卒業シーン後、「ザック」「ポーラ」を製紙工場へ迎えに行くシーンの方が印象的のようですね、、、


まっ、映画なんて、観る人によって観方は変わるものだから、それはそれで良いんですけどね。


-----staff/cast-------------
監督:テイラー・ハックフォード
製作:マーティン・エルファンド
脚本:ダグラス・デイ・スチュワート
撮影:ドナルド・ソーリン
作詞:ウィル・ジェニングス
作曲:バフィ・セント=マリー
音楽:ジャック・ニッチェ
出演:
 リチャード・ギア ザック・メイヨ
 デブラ・ウィンガー ポーラ・ポクリフキ
 ルイス・ゴセット・Jr フォーリー軍曹
 デヴィッド・キース シド・ウォーリー
 ロバート・ロジア
 リサ・ブロント
 リサ・アイルバッハー
 ヴィクター・フレンチ
 グレイス・ザブリスキー
 デヴィッド・カルーソー









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