イギリスの作家「ジム・ケリー」の長篇ミステリ作品『水時計(原題:The Water Clock)』を読みました。
「ジム・ケリー」の作品は、『凍った夏』以来なので、約2年ぶりですね。
-----story-------------
11月、イギリス東部の町イーリーで氷結した川から車が引き揚げられた。
トランクの中には銃で撃たれた上、首を折られた死体が入っていた。
犯人はなぜこれほど念入りな殺し方をしたのか?
さらに翌日、大聖堂の屋根の上で白骨死体が見つかり、敏腕記者の「ドライデン」は調査をはじめるが──。
堅牢きわまりない論理、緻密に張られた伏線。
CWA図書館賞受賞作家が硬質の筆致で描きあげた、現代英国本格ミステリの傑作。
解説=「杉江松恋」
*第4位『2010本格ミステリ・ベスト10』/海外ランキング
*第9位『IN★POCKET』2009年文庫翻訳ミステリーベスト10/翻訳家&評論家部門
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2002年(平成14年)に発表された作品で、沼沢地帯の都市・イーリーを舞台にして、週間新聞『クロウ』の記者「フィリップ・ドライデン」が探偵役となり活躍するシリーズの第1作です、、、
本シリーズは第4作の『凍った夏』以来2作品目です。
イギリス東部の沼沢地帯の都市・イーリー、痺れるような寒さの11月、凍りついた川から車が引き揚げられる… トランクには銃で撃たれた上、死後に首を折られた氷漬けの死体が入ってた、、、
犯人はなぜこれほど念入りな殺し方をしたのか? さらに翌日、今度は町のシンボルである大聖堂で大事件が発生… 修復工事中の大聖堂の屋根の雨樋から白骨死体が見つかったのだ。
人口1万人強の小さな都市で、ふたつの事件が前後して起きたのは偶然なのか? そう疑問を抱いた敏腕記者の「ドライデン」は、サーカス団の火事、市の記念式典等の日常の出来事も精力的な取材を進めながら、本件についても取材独自に調査を始める… そして、1966年に発生した未解決の強盗・殺害未遂事件との関連性に気付き、当時の容疑者や関係者に取材を進めていくが、真相に近づいた「ドライデン」に何者かの妨害の手が迫ってくる……。
一見、事件とは無関係と思える取材に事件解決のヒントが隠されていたり… と、巧く張り巡らされた伏線が、一気に明らかになる終盤は圧巻ですね、、、
先に読んでしまったシリーズ第4作の『凍った夏』ほどではなかったけど、それでも面白かったです… デビュー長篇にしてはクオリティが高いと感じましたね。
以下、主な登場人物です。
「フィリップ・ドライデン」
週刊新聞「クロウ」の上級記者
「ローラ・ドライデン」
ドライデンの妻
「ハンフリー・H・ホルト」
ドライデンのお抱えタクシー運転手
「キャシー・ワイルド」
ドライデンの同僚
「ゲーリー・バイモア」
ドライデンの同僚
「セプタマス・ヘンリー・キュー」
週刊新聞「クロウ」の編集長
「ビル・ブラッケン」
週刊新聞「クロウ」の編集主任
「ロイ・バーネット」
市長
「リズ・バーネット」
市長婦人
「ジョー・ペチェレンゴ」
デクランの親友
「アンディ・スタッブズ」
イーリー警察署部長刑事
「ブライアン・スタッブズ」
元イーリー警察署副所長。アンディの父親
「ジョン・タヴェンター」
聖ヨハネ教会の牧師
「ホレーシオ・ブルーム」
タワー病院の神経科医長
「ジョシュ・ネネ」
建築業者
「ジョー・スミス」
サーカスの冬季管理人
「ベン・トーマス」
労働党議員
「グラッドストーン・ロバーツ」
カシドラル・モーターズの経営者
「レグ・カム」
カム造船修理所の経営者
「ポール・カム」
レグの息子
「シア・ユウ」
中華料理店店主
「ジム・ケリー」の作品は、『凍った夏』以来なので、約2年ぶりですね。
-----story-------------
11月、イギリス東部の町イーリーで氷結した川から車が引き揚げられた。
トランクの中には銃で撃たれた上、首を折られた死体が入っていた。
犯人はなぜこれほど念入りな殺し方をしたのか?
さらに翌日、大聖堂の屋根の上で白骨死体が見つかり、敏腕記者の「ドライデン」は調査をはじめるが──。
堅牢きわまりない論理、緻密に張られた伏線。
CWA図書館賞受賞作家が硬質の筆致で描きあげた、現代英国本格ミステリの傑作。
解説=「杉江松恋」
*第4位『2010本格ミステリ・ベスト10』/海外ランキング
*第9位『IN★POCKET』2009年文庫翻訳ミステリーベスト10/翻訳家&評論家部門
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2002年(平成14年)に発表された作品で、沼沢地帯の都市・イーリーを舞台にして、週間新聞『クロウ』の記者「フィリップ・ドライデン」が探偵役となり活躍するシリーズの第1作です、、、
本シリーズは第4作の『凍った夏』以来2作品目です。
イギリス東部の沼沢地帯の都市・イーリー、痺れるような寒さの11月、凍りついた川から車が引き揚げられる… トランクには銃で撃たれた上、死後に首を折られた氷漬けの死体が入ってた、、、
犯人はなぜこれほど念入りな殺し方をしたのか? さらに翌日、今度は町のシンボルである大聖堂で大事件が発生… 修復工事中の大聖堂の屋根の雨樋から白骨死体が見つかったのだ。
人口1万人強の小さな都市で、ふたつの事件が前後して起きたのは偶然なのか? そう疑問を抱いた敏腕記者の「ドライデン」は、サーカス団の火事、市の記念式典等の日常の出来事も精力的な取材を進めながら、本件についても取材独自に調査を始める… そして、1966年に発生した未解決の強盗・殺害未遂事件との関連性に気付き、当時の容疑者や関係者に取材を進めていくが、真相に近づいた「ドライデン」に何者かの妨害の手が迫ってくる……。
一見、事件とは無関係と思える取材に事件解決のヒントが隠されていたり… と、巧く張り巡らされた伏線が、一気に明らかになる終盤は圧巻ですね、、、
先に読んでしまったシリーズ第4作の『凍った夏』ほどではなかったけど、それでも面白かったです… デビュー長篇にしてはクオリティが高いと感じましたね。
以下、主な登場人物です。
「フィリップ・ドライデン」
週刊新聞「クロウ」の上級記者
「ローラ・ドライデン」
ドライデンの妻
「ハンフリー・H・ホルト」
ドライデンのお抱えタクシー運転手
「キャシー・ワイルド」
ドライデンの同僚
「ゲーリー・バイモア」
ドライデンの同僚
「セプタマス・ヘンリー・キュー」
週刊新聞「クロウ」の編集長
「ビル・ブラッケン」
週刊新聞「クロウ」の編集主任
「ロイ・バーネット」
市長
「リズ・バーネット」
市長婦人
「ジョー・ペチェレンゴ」
デクランの親友
「アンディ・スタッブズ」
イーリー警察署部長刑事
「ブライアン・スタッブズ」
元イーリー警察署副所長。アンディの父親
「ジョン・タヴェンター」
聖ヨハネ教会の牧師
「ホレーシオ・ブルーム」
タワー病院の神経科医長
「ジョシュ・ネネ」
建築業者
「ジョー・スミス」
サーカスの冬季管理人
「ベン・トーマス」
労働党議員
「グラッドストーン・ロバーツ」
カシドラル・モーターズの経営者
「レグ・カム」
カム造船修理所の経営者
「ポール・カム」
レグの息子
「シア・ユウ」
中華料理店店主
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