"『松本清張スペシャル「地方紙を買う女」』"
先日、BS日テレで放映していた『松本清張スペシャル「地方紙を買う女」』を観ました。
-----story-------------
ひとりの女が、男女2人を心中に見せかけ、宮城の山中で毒殺。
警察が女の思惑通り事件を心中と断定したため、完全犯罪は成功したかと思われる。
だが、女が、事の成り行きを見届けようと、宮城の地方紙を遠く東京で定期購読したことから、完全犯罪に綻びが生じる。
その地方紙に小説を連載していた作家が、心中を偽装殺人だと見抜いたのだ。
ところが、ベストセラー作家を夢見るこの男が事件にのめり込み、女に恋心を抱いたため、話は思わぬ方向に転がり始める。女の心理と作家の心理が複雑に絡み合った末に待っていたものとは――。
「松本清張」ワールドを十分に堪能できる傑作ミステリードラマである。
宮城県の山中で男女2人を心中に見せかけて殺害した「潮田芳子(内田有紀)」は、地元で発行されている地方紙を、東京で定期購読して事件のその後を“監視”。
まもなく、死体を発見した警察が、事件性のない心中と断定したことから、ホッと胸をなで下ろす。
ところが、「芳子」が新たに働き始めた銀座のクラブに、問題の地方紙に小説を連載している「杉本孝志(高嶋政伸)」という作家が姿を見せたことから、事件は思わぬ方向に転がり始めて――。
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2007年(平成19年)に制作された「松本清張」の推理小説をドラマ化した作品の再放送です、、、
「松本清張」の作品の中でも、大好きな作品のひとつなので、どんな映像作品に仕上がっているか、愉しみにして観ました。
東京に住む「芳子」は、宮城県の山中で不倫カップルを心中に見せかけて殺害… 帰京後、その後の捜査状況が気になった「芳子」は、地方紙「仙台新報」を定期購読する、、、
営業担当に購読理由を聞かれた「芳子」は、とっさに連載小説のファンだと答える… 間もなく、遺体を発見した警察が事件性のない心中と断定。
それを機に「芳子」は購読を解約し、銀座のクラブで働き始める… そこへ連載小説の作者「杉本」が現れる。
犯行場所が山梨から仙台になっていたり、シングルマザーで娘が植物人間なり独り暮らしをしていたりという部分は原作と異なっていましたが、物語の展開は原作に近い感じでしたね… まっ、原作は夫がシベリアに抑留されて独りでの暮らしを余儀なくされていましたが、これは戦後が舞台じゃないと使えない設定ですからねー
イチバン気になるのはエンディング… 2016年(平成28年)に「広末涼子」と「田村正和」の主演でドラマ化された作品も、ここが原作から変えてあって違和感があったのですが、、、
本作品でも、原作とは変えてありましたねー 「隆治」が「芳子」にプロポーズして「芳子」が承諾、しかし、その後、「隆治」が殺害されるという、まさかの展開でした。
「芳子」が自殺して「隆治」が、遺書を読んで真相を知る原作の方が、個人的には好みだなー 原作に思い入れのある作品は、なかなか映像化作品で満足できないですね。
-----staff/cast-------------
脚本:橋本綾
演出:雨宮望
プロデューサー:小林紀子(日本テレビ)、森雅弘(The icon)、前田伸一郎(日本テレビ)
協力:映広、日本テレビアート
ロケ協力:リーガロイヤルホテル東京、京王電鉄、京王リテールサービス、女川町、東松島市、仙台市交通局、SENDAI光のページェント実行委員会 ほか
美術協力:KDDI、日本光電工業
企画協力:ナック、菊地実
オープニングCG:ネイキッド
オープニングナレーション:杉本るみ
音楽協力:日本テレビ音楽
制作協力:The icon
制作著作:日本テレビ
出演:
潮田芳子:内田有紀(東京の弁当工場従業員)
福田恵:国分佐智子(芳子の元同僚で水商売に転職)
庄田昭夫:千原ジュニア(福田恵の愛人)
石崎俊介:井澤健(「仙台新報」小説担当者)
原木京子:白川ゆり(芳子の同僚)
潮田美月:伊藤梨沙子(芳子の娘。植物状態)
愛子駅食堂店主:温水洋一
堤早苗:あめくみちこ(芳子の同僚)
工藤静子:左時枝(女川の民宿の女将)
村木圭子:秋野暢子(銀座のクラブ「アリアダ」のママ)
杉本隆治:高嶋政伸(小説「野盗伝奇」の作者)
先日、BS日テレで放映していた『松本清張スペシャル「地方紙を買う女」』を観ました。
-----story-------------
ひとりの女が、男女2人を心中に見せかけ、宮城の山中で毒殺。
警察が女の思惑通り事件を心中と断定したため、完全犯罪は成功したかと思われる。
だが、女が、事の成り行きを見届けようと、宮城の地方紙を遠く東京で定期購読したことから、完全犯罪に綻びが生じる。
その地方紙に小説を連載していた作家が、心中を偽装殺人だと見抜いたのだ。
ところが、ベストセラー作家を夢見るこの男が事件にのめり込み、女に恋心を抱いたため、話は思わぬ方向に転がり始める。女の心理と作家の心理が複雑に絡み合った末に待っていたものとは――。
「松本清張」ワールドを十分に堪能できる傑作ミステリードラマである。
宮城県の山中で男女2人を心中に見せかけて殺害した「潮田芳子(内田有紀)」は、地元で発行されている地方紙を、東京で定期購読して事件のその後を“監視”。
まもなく、死体を発見した警察が、事件性のない心中と断定したことから、ホッと胸をなで下ろす。
ところが、「芳子」が新たに働き始めた銀座のクラブに、問題の地方紙に小説を連載している「杉本孝志(高嶋政伸)」という作家が姿を見せたことから、事件は思わぬ方向に転がり始めて――。
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2007年(平成19年)に制作された「松本清張」の推理小説をドラマ化した作品の再放送です、、、
「松本清張」の作品の中でも、大好きな作品のひとつなので、どんな映像作品に仕上がっているか、愉しみにして観ました。
東京に住む「芳子」は、宮城県の山中で不倫カップルを心中に見せかけて殺害… 帰京後、その後の捜査状況が気になった「芳子」は、地方紙「仙台新報」を定期購読する、、、
営業担当に購読理由を聞かれた「芳子」は、とっさに連載小説のファンだと答える… 間もなく、遺体を発見した警察が事件性のない心中と断定。
それを機に「芳子」は購読を解約し、銀座のクラブで働き始める… そこへ連載小説の作者「杉本」が現れる。
犯行場所が山梨から仙台になっていたり、シングルマザーで娘が植物人間なり独り暮らしをしていたりという部分は原作と異なっていましたが、物語の展開は原作に近い感じでしたね… まっ、原作は夫がシベリアに抑留されて独りでの暮らしを余儀なくされていましたが、これは戦後が舞台じゃないと使えない設定ですからねー
イチバン気になるのはエンディング… 2016年(平成28年)に「広末涼子」と「田村正和」の主演でドラマ化された作品も、ここが原作から変えてあって違和感があったのですが、、、
本作品でも、原作とは変えてありましたねー 「隆治」が「芳子」にプロポーズして「芳子」が承諾、しかし、その後、「隆治」が殺害されるという、まさかの展開でした。
「芳子」が自殺して「隆治」が、遺書を読んで真相を知る原作の方が、個人的には好みだなー 原作に思い入れのある作品は、なかなか映像化作品で満足できないですね。
-----staff/cast-------------
脚本:橋本綾
演出:雨宮望
プロデューサー:小林紀子(日本テレビ)、森雅弘(The icon)、前田伸一郎(日本テレビ)
協力:映広、日本テレビアート
ロケ協力:リーガロイヤルホテル東京、京王電鉄、京王リテールサービス、女川町、東松島市、仙台市交通局、SENDAI光のページェント実行委員会 ほか
美術協力:KDDI、日本光電工業
企画協力:ナック、菊地実
オープニングCG:ネイキッド
オープニングナレーション:杉本るみ
音楽協力:日本テレビ音楽
制作協力:The icon
制作著作:日本テレビ
出演:
潮田芳子:内田有紀(東京の弁当工場従業員)
福田恵:国分佐智子(芳子の元同僚で水商売に転職)
庄田昭夫:千原ジュニア(福田恵の愛人)
石崎俊介:井澤健(「仙台新報」小説担当者)
原木京子:白川ゆり(芳子の同僚)
潮田美月:伊藤梨沙子(芳子の娘。植物状態)
愛子駅食堂店主:温水洋一
堤早苗:あめくみちこ(芳子の同僚)
工藤静子:左時枝(女川の民宿の女将)
村木圭子:秋野暢子(銀座のクラブ「アリアダ」のママ)
杉本隆治:高嶋政伸(小説「野盗伝奇」の作者)
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