「バベルの塔」の超ダイジェスト美術史
3/26朝日新聞朝刊、文化の扉「時代映す バベルの塔」より
イタリア・サレルノ大聖堂の浮き彫り
11世紀
・「柱にしか見えない素朴な塔」
《ベッドフォードの時祷書》
1423年頃
フランス
・「塔はジッグラト✳︎のような階層」
・「作業には、石を持ち上げる滑車が使われている」
✳︎古代メソポタミアにおいて日乾煉瓦を用いて数階層に組み上げて建てられた巨大な聖塔。
旧約聖書の『創世記』に記されているバベルの塔は、バビロンにあったジッグラトが伝説化されたものと考えられる。いくつかのジッグラトが発掘されており、最大規模の遺跡としてはエラム王国のチョガ・ザンビール遺跡(現イラン)の、比較的保存状態が良いものとしてはシュメール人都市国家のウル遺跡(現イラク)のものが挙げられる。(wikipediaより)
《グリマーニの聖務日課書》
1510-15年頃
フランドル地方
・「塔は7層に達し、らせん状の階段に取り巻かれている」
・「河口と海に面しているのが画期的」
コルネリス・アントニスゾーン
《バベルの塔の崩壊》
1547年
北ネーデルランド
・「塔は円形」「ヒントは、ローマのコロセウム」
ピーテル・ブリューゲル1世
《バベルの塔》
1563年
ウィーン美術史美術館蔵
ピーテル・ブリューゲル1世
《バベルの塔》
1568年頃
ボイマンス美術館蔵
・「ブリューゲル自身がローマで見たコロセウムの形に基づいている」
・「クレーンを使って資材を持ち上げている」