東京でカラヴァッジョ 日記

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モネ それからの100年(横浜美術館)

2018年08月22日 | 展覧会(西洋美術)
モネ   それからの100年
2018年7月14日〜9月24日
横浜美術館
 
 
   モネによる初期から最晩年までの油彩画が25点。
   モネの後世代の国内外26作家による1950年代から現代までの作品が66点。
   これらが混じり合って展示される。
 
 
本展の構成
 
1   新しい絵画へ
   - 立ちあがる色彩と筆触
2   形なきものへの眼差し
   - 光、大気、水
3   モネへのオマージュ
   - さまざまな「引用」のかたち
4   フレームを越えて
   - 拡張するイメージと空間
 
   モネ作品のうち2点が海外から、23点および他作家作品は国内所蔵作品。
 
 
 
印象に残る作品
 
クロード・モネ
《睡蓮、水草の反映》 
1914-17年、130.0×200.0cm
ナーマッド・コレクション(モナコ)
 
   大画面。「乱舞するような水草とその反映、睡蓮との対比」
   オランジュリー美術館所蔵の完成作《朝》の左端の部分の下絵として描かれたとのこと。
 
 
 
クロード・モネ
《バラの小道の家》 
1925年、92.0×73.0cm
個人蔵(ロンドン)
 
   最晩年の抽象表現主義的な作品も魅力的。
 
 
 
ロイ・リキテンスタイン
《積みわら》×6点
1969年、リトグラフ
 
   モネの「積みわら」へのオマージュ、黄とか赤とか黒とか色違いのリトグラフが6点。
   隣には、同作家の大画面《日本の橋のある睡蓮》(1992年、国立国際美術館蔵)が並ぶ。
 
 
 
福田美蘭
《睡蓮の池》
《睡蓮の池  朝》
2018年、作家蔵
 
   本展のための新作。
   前者は、高層ビルのレストランから望む日没直後の都市の夜景と、窓に映り込んだ店内の様子。窓に映り込んだテーブルが睡蓮の葉、都市の夜景が池に見えるという趣向。
   後者も同じ場所、同じ趣向で、時間帯が変わって、夜明け。
   なお、後者は横浜のみの特別出品。先に開催の名古屋のときは制作中であったのだろう。
 
 
 
   夏休み中の会場は、小さな子どもを連れたファミリーや中高校生グループで混み合っている。モネ、大人気。ちょうど開催中の「ピカチュウ大量発生チュウ」とセット鑑賞を計画していた人も多かっただろう。
 


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