メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年
2022年2月9日〜5月30日
国立新美術館
会期最後の土曜日の「メトロポリタン美術館展」を観る。
前日金曜の夜間開館時の当日券を狙っていたが都合つかず、日・月曜は不可、土曜がラストチャンスと調べると、空きのある一番早い入場枠が17:30、これはダメといったん諦めるが、土曜日当日の公式Twitterの当日券販売状況を確認すると、意外にも、行けば1.5時間後くらいの入場枠が買えそうな様子だったので、行ってみる。
13:30に到着、待ち行列ゼロのチケット売場で、2時間後の15:30の枠を購入できる。
15:00過ぎには列に並び、15:30すぐに入場する。
★公式Twitterによる5月28日(土・夜間開館日)および29日(日)の当日券完売情報の発表時刻
10:00の枠 9:50 9:49
10:30の枠 10:02 10:00
11:00の枠 10:17 10:12
11:30の枠 10:33 10:36
12:00の枠 10:46 11:01
12:30の枠 11:28 11:31
13:00の枠 11:45 11:48
13:30の枠 12:00 12:08
14:00の枠 12:34 12:17
14:30の枠 13:07 12:40
15:00の枠 13:19 13:02
15:30の枠 13:52 13:32
16:00の枠 14:16 13:59
16:30の枠 14:45 14:58
17:00の枠 15:27 ー
17:30の枠 16:06 ー
18:00の枠 16:52 ー
18:30の枠 発表なし ー
*最終日の5月30日(月)は、どういう状況になるだろう。
会場内は、人が多いとはいえ、日時指定入場制による入場者制限、国立新美術館のキャパシティもあって、この手の展覧会の会期最後の週末午後の鑑賞環境としては、2019年以前と比べれば、ずいぶん楽。ただ、単眼鏡を使っての間近じっくり鑑賞は無理な時間帯なので、一歩引いての鑑賞となる。
2時間弱の滞在、作品を絞って鑑賞する。
クリヴェッリ、フラ・フィリッポ・リッピ、ダヴィデ・ギルランダイオ、エル・グレコ、ディーリック・バウツ、ペトルス・クリストゥス、ホルバイン、カラヴァッジョ、ラ・トゥール、ベラスケス、レンブラント、フェルメール、シャルダン、ヴァトー、ブーシェ、レノルズ、マリー・ドニーズ・ヴィレール、ゴヤ、マネ、ルノワールあたり。
東京会場での最初2回の鑑賞時は、大阪会場で味わった臨場感の記憶が鑑賞の妨げとなっていたが、最後2回の鑑賞時にはそれが消えて、愉しく鑑賞することができた。ラ・トゥールの青年の鎖のおかげ。
これほどまでに質の高い西洋古典作品を揃えた美術館コレクション展は、短くはない私の展覧会鑑賞歴の範囲では、2020年のロンドン・ナショナル・ギャラリー展くらいしか思いつかない。
出品内容の私的比較、LDN展 vs MET展
【LDN展優位】
・ウッチェロ、ボッティチェリ、大画面のクリヴェッリ、サヴォルド
・充実のスペイン絵画
・ゴッホ《ひまわり》&モネ《睡蓮の池》
【MET展優位】
・北方ルネサンスの6点
・ラ・トゥール&カラヴァッジョ
・充実の18世紀フランス絵画
*オランダ絵画は見事に引き分け。
これらレベルの西洋古典美術を揃えた美術館コレクション展に、次に出会えるのはいつになるだろうか。
ルーヴル美術館(来春、国立新美術館にて予定しているようだが)に期待できるだろうか。