おはようございます。
くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。
昨日に続き、未申櫓です。
未申櫓は平成9年度(1997年度)にまとめられた復元計画に基づき、築城400年に当たる平成19年(2007年)までの短期計画で復元された建造物です。
重要文化財の櫓には照明はついておらず暗いので内部は写真をほとんど撮らないんですが、ここは照明もあり、また窓からの自然光のおかげでいっぱい写真が撮れました。
手斧のあとがまだまだ初々しいです。これが時間の経過とともに宇土櫓みたいになるんですよね。
建物の構造のことは詳しいないのでよくわかりません。そんなど素人の私ですが、釘などは使わず昔ながらの工法で建てられたこの建物はじっとりと重みを感じました。
未申櫓は史料や古写真を基づき忠実に復元されたものです。
ですから、突き上げ戸や狭間から外の様子がよくわかります。まぁ、当然ですよね。敵が侵入してきても、よく見えなければ役割を果たせませんからね。
未申櫓の中から、南大手櫓門も宇土櫓も見えます。
これなら、敵が侵入してきても、この突き上げ戸から合図が送れます。多分、こんなこともきっちり想定して櫓の位置も決められたのでしょうね。
未申櫓は熊本城の中では特別大きな櫓ではありません。それでもここには石落としが6、狭間が12があります。どの方角から敵が侵入してきても見つけることができる造りになっています。
ここは敵を上方から射撃可能です。敵にしたら上から狙われたらたまらないでしょうね。
いつもは石垣の下から見るばかりですが、実際に内部に入り、自分がこの櫓を守るぞという気持ちで突き上げ戸や狭間から外を見ると、この櫓は強いと実感しました。
また、中に入りたいなー。
くまもとよかとこ案内人の会は、
熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。
熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。
無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。
城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時
熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。
観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/
熊本市中央区二の丸1番1-3
桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333
コメントありがとうございます。
木造はいいですよね。清正公は熊本城ができて、すぐに亡くなってしまったので、きっと清正公の時はどの建物も新しく木の香りが漂っていたと思います。
そんなことを想いながら、飯田丸五階櫓や未申櫓を楽しんでいました。
しばらくは建物の中には入れませんが、それでもこうやって写真を見るとあれこれ思い出し楽しんでいます。
行った時のことを思い出すことができて、助かりました。
未申櫓も飯田丸五階櫓と同じ雰囲気がしますね。
まあ同時期に建てられましたからね。
それにしても、木造は良いですよね。
時間が経てば、建物自体に年季が入りますから。
未申櫓ではないですが、本丸御殿や飯田丸五階櫓は壁の下見板が最初に訪れた時は黒でしたが、訪れる度に茶色に変わっていました。
それを観て、木造の素晴らしさが分かりましたね。