くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

行幸坂の鉄骨のトンネルと奉行丸南東石垣の崩壊

2017年04月20日 | 熊本地震後の熊本城

おはようございます。

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今年の春、期間限定ではありましたが、行幸坂の一部が通行可能となりました。

(2017年3月25、26日、4月2、3、9日のみ通行可能でした)

現在は通行止めになっています。

(2017年3月26日撮影)

行幸橋から行幸坂を登っていくと、その先には南大手櫓門があります。

でも、今回はそこまでは行けず。でも、今までは鉄骨のトンネルがずこく小さくしか見えなかったので、少しですが近づけました。

 

赤いトンネル、鉄骨のトンネル

これは熊本城には全然合わない光景です。でも、地震で南大手門の石垣が崩れ、石材や栗石が道いっぱいに広がりました。

そのような状態では関係者も中に入ることができず、ここは昨年2016年6月に石材を撤去。そして南大手櫓門を支えるために鉄骨が組み立てられ、行幸坂に赤いトンネルができました。

このトンネルができたことで、人も車両や重機も通行可能になり、復旧工事が進みました。

 

奉行丸南東の石垣です。

ここも地震で崩れたのは知っていましたが、自分の目で間近で見るのははじめて。

 

 

 

南東隅が完全に崩れ落ちています。

ここは車も人も通っていたので、もし昼間なら大変なことになっていました。

そういう意味では夜でよかった。地震で熊本城は傷つきましたが、熊本城は誰一人傷つけなかった。その点は本当によかった。

 

 

奉行丸の前を通り、未申櫓のほうへ。

このときは一歩、一歩踏みしめて歩きました。何しろ一年ぶりですからね。まるではじめて来たお城のように一歩一歩を大切にし、そして石垣をじっくり見ながら歩を進めました。

 

 

 

(2017年4月2日撮影)

一週間経つと桜もちらほら咲きはじめました。

桜と赤いトンネル、すごく不思議な光景でした。

今まで見たことがない光景。地震後はそんな光景ばかりですが、復旧に当たっては仕方ないですね。

だから、変わりゆく光景を、変わりゆく天守や櫓、石垣のことをしっかり記憶に残したい。

 

崩れた石垣と桜。

この光景も永遠のものではありません。一時的なものです。

ここがすべて元に戻ったら、石垣にも桜にも『よく頑張ってね。ありがとう。』って伝えたいです。

 

 

 

【お知らせ】 

ブルーインパルス熊本地震復興支援特別飛行

平成29年4月23日(日曜日)午前11頃から約20分間

※前日、22日(土)も同時刻にテスト飛行が行われます。

※悪天候や、ドクターヘリ飛行時などの緊急時の際は、飛行時間が変更または中止となる場合があります。

 

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

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ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333



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