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熊本城には美スペースがあります。
その中のひとつが長塀。熊本城の南面、坪井川沿いに一直線に延びる長塀は242メートルあり、現存する城郭塀としては国内で最も長いです。
この長塀、石垣の美しさには心が奪われ、ついつい時間の経つのを忘れてしまいます。
長塀に葉っぱが生い茂り、こうやって見ると地震の被害もあまりわかりません。
長塀は被害がありました。
でも石垣は大丈夫でした。崩れた箇所がないんです。これは本当によかった。
ただ、城内に入れないので内側はわかりませんが・・・。
長塀は東端の平御櫓(ひらおんやぐら)から西端の馬具櫓(ばぐやぐら)まで続いています。
ここは東端の平御櫓のところです。ここから約80メートルほど塀が崩れました。
長塀から平御櫓をご紹介しようと思いましたが・・・。
大きな木で平御櫓が隠れてしまいました。
平御櫓は恥ずかしがり屋さんです。機嫌のいいときに顔を出してくれると思いますのでそれまでしばらくお待ちくださいませ(笑)
平御櫓は見えないので、もう一度長塀に戻り、今度は西端の馬具櫓へ。
改めて写真を見て、この石垣はよく頑張ったと思います。怖かっただろうに、きつかっただろうに、本当によく頑張りました。
触れるものなら石垣の石ひとつひとつに触れ、『頑張ったね』と労ってあげたい。
西端の馬具櫓です。この写真は2016年4月29日に撮影したもので、馬具櫓石垣の崩壊前です。
ここだけ見ると、あんなに大きな地震が起きたなんて思えないんですよね。
でも、5月10日午後2時ごろ崩壊してしまい・・・。
地震後、すぐに熊本城は規制線が張られました。それでここも立ち入り禁止になっていたので人的被害はありませんでした。
石垣が崩れたのはショックですが、規制線のおかげで誰一人傷つかずに済み、それに関しては本当によかったです。
これは城見櫓さんから見た長塀です。
葉っぱが茂っていても上から見ると崩れているのがよくわかります。
長塀の内側には等間隔で控え柱が立ち、塀が倒壊しないように立ち貫で固定してあります。
でも、今回の地震ではそれでは支えることができませんでした。
熊本市中央区本丸1−1
電話 096-356-2333
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