孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
Vancouver CANADA
KAORU OFFICIAL BLOG

軍鶏日記vol.44

2006-08-03 23:03:56 | シャモニー 2006
ほたるのひかり

さあ、いよいよ最後の滑走だ。
午後は長い長いコブ斜面を滑りながらTortinへ向かう。

長いコブ斜面って言っても普通の長さじゃないよ、8キロメートル
ウィスラーボウルのコブ斜面も長いと思って滑るけどここのはケタ違いに長い。

谷をふたつ越えて滑って行き、谷をふたつ戻ってくる、終わりが近づいてくるのがわかる


2900mから滑り進んでいく、くっしー(仮名)つかちゃん(仮名)がパチンコ屋の営業終了のように「ホタルの光り」を唄い始める。
森林限界よりも下に入り林道を滑り始める、広いゲレンデは終わった。


この旅で終始後方からおれと一緒に滑りジャン(仮名)の目を盗んではあっちにいったりこっちにいったりしながらノートラックをむさぼっていた唯一の「カオル企画」連続参加者・くっしー(仮名)。
このスキーが今シーズンの滑り収めである、林道の途中で集合・休憩した時のくっしー(仮名)の目から涙が止まらなくなってしまう


”鬼の目にも涙”とか”オトコ泣き疑惑”なんて言ってたけどヒライ隊長(仮名)、う~やん(仮名)、タツミさん(仮名)、華族の面々がいなかったのは寂しかったのだろう、すんごい斜面に出くわす度に「この斜面をう~やん(仮名)タツミさん(仮名)に」とホームシックにかかっていた。
この旅の終わりやジャン(仮名)とのお別れ、華族のいない寂しさ今シーズンの滑り収め色んな気持ちが交錯して高ぶってしまったのかな




ベルビエに無事到着。
6日間滑って事件・事故ゼロ、全員無事。
ひとりずつジャン(仮名)と一緒に写真を撮らせてもらって最後に全員でパチリ

終わった。


ゴンドラに再び乗りバス乗り場へ向かい時間通りに全員揃いシャモニーへ出発。
ホテル前にバスが着きジャン(仮名)とお別れの時が来る。


みんなジャン(仮名)が大好きだ。
いつもみんなの安全を最優先に考えてくれ、無理難題を言ってもいつも優しく答えてくれる。
ゲレンデスキーとそれに毛が生えたようなオフピステスキーしか一緒していないおれ達はジャン(仮名)の山岳ガイドの腕前がどれくらい凄いのかまだまだわからないけど、ジャン(仮名)というひとの優しさと強さは十二分にわかることができた
ありがとうジャン(仮名)、この6日間とっても楽しかったよ。

また一緒に滑ろう。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 軍鶏日記vol.43 | トップ | Nice! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

シャモニー 2006」カテゴリの最新記事