効率的な仕事量変換の為の綺麗なペダリングを脳に刻み込むという作業を来期へ向けてのトレーニングとして続けている。(年内一杯までの予定)
その際、動きがギクシャクする選手が多い。
今回のコラムは、ペダリングの入力タイミングという視点は完全に除外する。(入力タイミングは次回。)
左右の膝の開き具合と、前後から見た場合の膝の最短上下直線運動が一番のポイントなのだが、これが自分で意識している程には綺麗に出来ない。
トレーニング時には道路を一列で走行しているが、小生が気付いた時には、その選手の横について膝の開き具合を修正する。
大体、両方の膝が開いているとか、片側が開いているとか、そもそも前後から見た場合の膝の最短上下直線運動になっていない(三角形の動き)ケースが殆どである。
効率的な上下運動が出来ていないから、必然的に腰が上下する。
皆、腰が上下しない様に気を付けているのだろうが、そうすると余計にギクシャクする。
終いには、パッドと擦れて股ズレが起きて回せません!と訴えてくる。
しかし、それでも軽いギヤで回せ!とパッパを掛ける。
無駄な力が入っているのが原因である。回そうとするから回せない・・・。そう、こうなってくると解脱するしかないのだ。無心で何も考えずに回すしかない。
実は、ここで一つポイントがある。
昔から自転車競技を続けている選手なら言われた事があると思うが、「膝をトップチューブに擦り付けるくらい内側に入れろ!」という事である。
体系的に考えると、この表現方法はある意味、端的にコツを表現している。
前後から見た際の膝の最短上下直線運動を純粋に考えた場合、膝をトップチューブに擦り付けるくらい内側に入れろ!」という事で、膝の最短運動に合致してくる。そう、膝が外に開かない事で、余計な運動が入らないからである。
更に、もう一歩進めると、腰が上下しない様に皆左右への腰の振りを固定しようとしている勘違いな選手が多いのだが、腰が上下するのは駄目であって、腰を左右にプリプリ振るのはOKだ。
膝を内側へ入れてペダリングすると、必然的に腰を左右にプリプリしないとケイデンスは早くならない。但し、左右に自転車を振るようなプリプリではない。あくまでもサドルの上で左右にプリプリがポイント。
もう一つ、一歩話を進めると、ケイデンスが高い状態でプリプリを続けるのだが、その際、自分の御尻の穴(要は肛門/菊紋ですね。下品でスンマセン)を後ろの人に開けっぴろげに見せる位に、腰をサドル上で寝かせると、腰のプリプリに一つ芯が通ってこないか?
そう、ここで気付く方が多いと思うが、これが体幹の軸である。
私は良く「自分の頭のテッペンからケツの穴まで串刺しにされたと意識して体幹の軸を作れ」という表現方法をする。
腰と体幹を連動させる訳である。
そうすると、上半身の筋肉の使い方も段々と分かってきて、それに連動してハンドルを押し引きすれば良い。
ついでに、腰を寝かせるには、男性の場合は竿の部分でサドルに座る位でないと、肛門は後ろに人に見せる位にはならない。
サドルにはベタッと座る訳では無いので、チンコが痛くてサドルに座れません!というのは体重の掛け方が下手糞!だからである。
体重の1/3がサドル、1/3がハンドル、1/3がペダルというのが理想的な荷重配分。
サドルは椅子ではないので、バランスボール的な体重を支える器具の一つと考えるのが率直な所だろう。
故に、サドル選びは、物凄く重要だろう。
また、腰を寝かせる事には、もう一つの効果がある。
自転車の最大の敵の空気抵抗に少しでも対応すると言うこと。
速度が上がれば上がるほど、こう空気抵抗という敵は無視できない存在になる。
体が水平になれば、全面投影面積が少なくなって、空気抵抗は少なくなる。そう、個人タイムトライアルと一緒。
ポジションは保持できても、後はこの姿勢で出力を出せる事が早くなれる秘訣となる。
<まとめ>
1)パワーでなく、まずはケイデンス。
2)ケイデンスを上げるためには前後から見た場合の膝の最短上下直線運動。
3)最短上下直線運動を考えた場合、膝をトップチューブに擦れる位内側に入れると意識し易い。
4)腰を寝かせて、腰が上下に動かないようにプリプリすると芯が意識できる。
5)体が頭から肛門まで串刺しにされた状態で体幹を意識する。
6)体幹を意識して上半身の筋肉と連動させる。ハンドルも押して引いて。
上半身が意識できるようになったら、あとはその筋肉を鍛えれば良い。(ここでやっとトレーニングメニューにパワーが加わってくる。)
ペダリングの入力タイミングは次回。
(一番早いのは、仙チャリ練習会に来て頂く事ですね。但し、自己責任です。)
その際、動きがギクシャクする選手が多い。
今回のコラムは、ペダリングの入力タイミングという視点は完全に除外する。(入力タイミングは次回。)
左右の膝の開き具合と、前後から見た場合の膝の最短上下直線運動が一番のポイントなのだが、これが自分で意識している程には綺麗に出来ない。
トレーニング時には道路を一列で走行しているが、小生が気付いた時には、その選手の横について膝の開き具合を修正する。
大体、両方の膝が開いているとか、片側が開いているとか、そもそも前後から見た場合の膝の最短上下直線運動になっていない(三角形の動き)ケースが殆どである。
効率的な上下運動が出来ていないから、必然的に腰が上下する。
皆、腰が上下しない様に気を付けているのだろうが、そうすると余計にギクシャクする。
終いには、パッドと擦れて股ズレが起きて回せません!と訴えてくる。
しかし、それでも軽いギヤで回せ!とパッパを掛ける。
無駄な力が入っているのが原因である。回そうとするから回せない・・・。そう、こうなってくると解脱するしかないのだ。無心で何も考えずに回すしかない。
実は、ここで一つポイントがある。
昔から自転車競技を続けている選手なら言われた事があると思うが、「膝をトップチューブに擦り付けるくらい内側に入れろ!」という事である。
体系的に考えると、この表現方法はある意味、端的にコツを表現している。
前後から見た際の膝の最短上下直線運動を純粋に考えた場合、膝をトップチューブに擦り付けるくらい内側に入れろ!」という事で、膝の最短運動に合致してくる。そう、膝が外に開かない事で、余計な運動が入らないからである。
更に、もう一歩進めると、腰が上下しない様に皆左右への腰の振りを固定しようとしている勘違いな選手が多いのだが、腰が上下するのは駄目であって、腰を左右にプリプリ振るのはOKだ。
膝を内側へ入れてペダリングすると、必然的に腰を左右にプリプリしないとケイデンスは早くならない。但し、左右に自転車を振るようなプリプリではない。あくまでもサドルの上で左右にプリプリがポイント。
もう一つ、一歩話を進めると、ケイデンスが高い状態でプリプリを続けるのだが、その際、自分の御尻の穴(要は肛門/菊紋ですね。下品でスンマセン)を後ろの人に開けっぴろげに見せる位に、腰をサドル上で寝かせると、腰のプリプリに一つ芯が通ってこないか?
そう、ここで気付く方が多いと思うが、これが体幹の軸である。
私は良く「自分の頭のテッペンからケツの穴まで串刺しにされたと意識して体幹の軸を作れ」という表現方法をする。
腰と体幹を連動させる訳である。
そうすると、上半身の筋肉の使い方も段々と分かってきて、それに連動してハンドルを押し引きすれば良い。
ついでに、腰を寝かせるには、男性の場合は竿の部分でサドルに座る位でないと、肛門は後ろに人に見せる位にはならない。
サドルにはベタッと座る訳では無いので、チンコが痛くてサドルに座れません!というのは体重の掛け方が下手糞!だからである。
体重の1/3がサドル、1/3がハンドル、1/3がペダルというのが理想的な荷重配分。
サドルは椅子ではないので、バランスボール的な体重を支える器具の一つと考えるのが率直な所だろう。
故に、サドル選びは、物凄く重要だろう。
また、腰を寝かせる事には、もう一つの効果がある。
自転車の最大の敵の空気抵抗に少しでも対応すると言うこと。
速度が上がれば上がるほど、こう空気抵抗という敵は無視できない存在になる。
体が水平になれば、全面投影面積が少なくなって、空気抵抗は少なくなる。そう、個人タイムトライアルと一緒。
ポジションは保持できても、後はこの姿勢で出力を出せる事が早くなれる秘訣となる。
<まとめ>
1)パワーでなく、まずはケイデンス。
2)ケイデンスを上げるためには前後から見た場合の膝の最短上下直線運動。
3)最短上下直線運動を考えた場合、膝をトップチューブに擦れる位内側に入れると意識し易い。
4)腰を寝かせて、腰が上下に動かないようにプリプリすると芯が意識できる。
5)体が頭から肛門まで串刺しにされた状態で体幹を意識する。
6)体幹を意識して上半身の筋肉と連動させる。ハンドルも押して引いて。
上半身が意識できるようになったら、あとはその筋肉を鍛えれば良い。(ここでやっとトレーニングメニューにパワーが加わってくる。)
ペダリングの入力タイミングは次回。
(一番早いのは、仙チャリ練習会に来て頂く事ですね。但し、自己責任です。)
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